仲居のフリ

はじめまして
石井と申します

さて、わたくし派遣業界のハシクレとしてほぼ毎日仲居として勤しんでおります
あくまで派遣ですので、派遣先は多岐に渡りますが、たくさんご指名頂いております、某歴史の街、といいますかそちらの山の上のホテルにて仲居の真似事をしている毎日です

実際のところ本業は本業としてあるのですが、簡単に言いますとフリーターなのです
ですのでお呼びがかかれば駆けつけますよ、というのがわたしの基本姿勢と言いますか、スタイルなわけであります(これを重複表現という)

派遣業界、ホテルを相手にした派遣請負業ですね
一般的にバンケットだとか言われるものに近いのですが、バンケット組合には加入しておりません

仲居のみならず仕事は多岐に渡ります
例えば宴会のコンパニオン(コンパニオンというとどうもみだらな想像をされるかたが多いのですがそういう仕事はありません)
コンパニオンってお給料はいいのですが、喋り続けるのって結構体力がいります
またある時は婚礼スタッフ
婚礼スタッフは楽しいお仕事です
ある時はレセプタント、レセプタントって造語なんですよね
この時にはあくまでバンケットのヘルプとして駆けつけます

いろいろなお仕事を受けておりますが、大きく分けますと自分の会社の仕事として出勤する場合と、他社のヘルプ要員(頭数あわせ)として出勤する場合とございます

何が大変って移動距離、そして何より時間にシビアなこの仕事
昼職が押して間に合いませんでした、サーセンでは絶対許されないというお仕事です
そして言葉遣いに、接客対応
お客様に気持ちよくご宿泊(ご休憩)頂き、お食事を堪能いただくというのがお仕事ですから、生半可な気持ちではすぐに折れてしまいます
周りの元同僚は何人も折れました(ゆえに元)

なんというか、大学生のアルバイトとして人気のバイトですから、教育係りのようなものも自然とやらざるを得なくなってきます

いいんですけどね
でも大学生ってかなり年齢差あるんですけどね……

仲居さんってピシッとしててカッコいいなあ
なんて思ってましたが、いざ仕事をしてみると……まあ

仕事ですもんね……うん……

ただし、やりがいはあります
派閥もあります
女性まみれの職場って連帯感もすごいですが怖いです

しかしまあ、明日もお着物着ていらっしゃいませ、お疲れさまでございました、とか言いながらお客様をお出迎えする心積もりで御座います

ご来館お待ちしております(違う