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不妊治療のこと。

今日、1度目の胚移植の結果が出た。陰性。つまり妊娠していなかった。今回の胚移植までにかかった金額は100万弱。あっさりとでた陰性になんというか、ガッカリというか、拍子抜けした。だってまだ生理も来てないし、基礎体温だって高温期のまま。でも、このhcgの数値の低さは明確に私が妊娠していないことを表していた。

あんまり自分は妊娠しやすい体質じゃないんじゃないかって、薄々気づいていたが結婚して子どもが欲しいと思ったとき、そこに向き合わなくてはいけなくなった。

自分は以前卵巣嚢腫という病気をしていて、(チョコレート嚢腫)その時お医者さんから「妊娠しないわけじゃないから、心配しなくて大丈夫ですよ。ですけど、もしお子さんが欲しいのであれば早く作った方がいいですよ。」と言われていた。(その理由が後でわかることになる。)

私は新宿のとある有名なクリニック(芸能人も来てる)に通っている。そこにくる患者の数たるや凄まじく、世の中にはこんなに不妊に悩む人がいるのか…!と最初はその光景に毎回驚きと軽い興奮を覚えていた。そして、今はもう慣れた。増え続ける患者、解決しない不妊。保険の効かない会計の二十万、三十万越えの支払いが自動精算機で淡々と行われていく。

まさか自分がこの渦の中に入ることになるとはおもっていなかった。この終わりのない、漠然とした不安の中に身を置いてみると、今まで見れなかったものが見えてきた。

そんな日々の事をここでは書いて行こうと思う。

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