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女は泣けば済むと思ってるは本当なのか?


「女は泣けば済むと思っている」という言葉をよく耳にします。


確かに涙で相手をコントロールする人も居るのでしょうが、今はこの言葉が有名になり過ぎて
涙を流した瞬間「はい、同情引く作戦始まったー」みたいに扱われ、言論の正しさを争う場面では不利になる事の方が多いです。




では何故泣くのか
不利になるのであれば、泣かない方が良いに決まって居ます
でもどうしようもなく涙が出る場面があります。

私が涙を流す場面は侮辱されたなと感じる時です。

侮辱なんて言葉を使うと、大袈裟に感じますが
「コイツは(物理的、もしくは心理的)に力がないからやり返して来ないだろう」と高を括って
されなくてもいい非難をされた場面です。
具体的には「この人私の事怒鳴ってるけど、これ私が地位も権力もある2m越えのマッチョな外国人男性でも同じ事するの?」と感じた時です。

人生ではその侮辱に屈した瞬間、今後もストレス発散のサンドバック扱いが決定してしまい、人生が辛いものになります。
そうならない為に恐怖に耐え、悔し涙を流しながらでも相手に抗議しなければなりません。
この時の涙は相手に同情して欲しいからでも、許して欲しいからでもありません。
戦う自分を鼓舞するために流すのです。

そしてその瞬間は、相手にとってはちょっと嫌いな相手に嫌がらせをした日常のワンシーンでしかないかもしれませんが、私にとっては人生を賭けたラスボスとの最終決戦だったりするのです。それは涙が出るのも当然でしょう。


悔し涙は血と同じなのです。

悔し涙を流しながら、理不尽な巨悪に立ち向かうのは、殴られ、血を流しながらでも戦う少年漫画の主人公と同じなのです。
その主人公に対して「敵に同情されたいからワザと血出してるんでしょ?」とは思わないですよね?
仮に血を出して欲しくないのであれば、殴らなければ良いだけです。
止血するのにも時間がかかりますしね。


なので、他人の涙など、どうぞ気にしないで下さい。
主人公の血と涙の境界線など、敵が気にする事ではありません
どっちでも関係のない事です。

でも、もし人間が心が傷付けば涙ではなく血が出るなら、自分が泣くほど苦しめた相手に
「泣けば済むと思ってる」などと罵倒出来る人達は大量出血で何人も殺している犯罪者でしょうけどね。
良かったですね。涙で。