長岡ゼミを選んだワケとひとつの区切り


 noteのようなブログを書くことはあまり経験がないから、毎日ではなくて少しずつでも続けることを大切にして書いていこうと思う。

 僕が長岡ゼミと出会ったのは去年の秋頃。元々は安藤ゼミに入ろうと思っていた僕にとって、長岡ゼミとの出会いは偶然だった。というのも、私は法政大学に自己推薦で入学したため、その際に面接や小論文で、大学に入った後の生活について書かなければならないと感じ、ゼミのことについて書いた。安藤ゼミはまさに経営学部らしいというか、しっかりと縦のことを深く学ぶゼミのように感じた。縦よりも横を広く学ぶ長岡ゼミとは正反対だ。入学前は自分の夢が明確というか、とにかく「経営について知識がないといけないようなこと」をするつもりだったから、安藤ゼミのいかにもな経営学部生を目指してたのだと思う。

 長岡ゼミのことをよく知ったのは確かセブン前でやっていたゼミ紹介の時だった。一応全てのゼミを見ておこうと思っていたから、長岡ゼミのブースにも当然足を運んだ。紙媒体ではある程度ゼミの内容を把握していたものの、実際にゼミ生と話してみると、長岡ゼミの自由な方向性に興味が湧いた。その日カフェゼミがあるということで、せっかくなのでどのような雰囲気でゼミを進めているのか体験しにいくことにした。結論から言うとカフェゼミはとても面白かった。なんというか、ただ受け身の形ではなく、もちろん登壇者から知識を受けながら、同じデスクにいる初めて会った社会人の方と話すのが新鮮だった。他の経営学部のゼミではあまりこういった体験はなかったように感じる。その後もなんだかんだで、私は長岡ゼミに入ることを決めた。

 僕が長岡ゼミを選んだ理由は3つある。1つは少人数のゼミであったから。2つはなにか自分で自分を変えることができそうであったから。3つは居心地がとても良かったから。

 1つ目の「少人数のゼミ」に関していうと、ゼミという学びの場においてかなり大切なことだと考える。普段の講義のように1対複数であることに変わりはないものの、生徒側が少人数であることにより、議論に関しても深いものとなる。その結果、一人一人が濃い時間を過ごすことができるからだ。体験ゼミに関しても、第一回目のゼミに関しても、とても少ない人数であるからこそ得られた知識はあったはずだ。

 2つ目の「自分で自分を変えることができる」ということは、長岡ゼミの大きな強みだ。その大きな要因は、越境活動によるもの。越境活動は長岡ゼミの一員として必須のことで、どこに行くかは特に指示されない。いつ行くかもどこに行くかもゼミ生次第だ。ただ一つ言うならば、「本当にその分野に興味があるので、その分野にだけ越境にいく」これは長岡ゼミの方針とはずれている。僕は「本当にその分野に興味がある」のならば、「興味がない分野」へ越境活動に行き、興味を見つけることが越境活動をする意義だと思う。

 3つ目の「居心地が良いゼミ」は本当にそうで、長岡ゼミは学ぶ場としてだけでなく、人として成長できるような雰囲気があった。

 話は戻るが僕にはゼミに入る前までぼんやりとした夢があった。それがいってみれば自分で事業を起こすことなのだけれど、その時は実家の楽器店を継ぐことは1mmも考えていなかった。どちらも経営者という立場なのに何故実家を継ぎたくなかったのかは自分でもわからない。とにかく自分でなにか1からしたい、という気持ちは小学生の頃からあって、それを自分に言い聞かせていたということは覚えている。

 ここで安易な決意表明をするつもりはないが、色々な事にアンテナを張るという意味も込めて、楽器店、音楽関係の越境にも挑戦するのも悪くないと思っている。新たな道を見つけられることができて、今は素直に楽しい。一方的に貰うだけではいけないけれど、これからもゼミ活動には期待している。ゼミ活動がいわばひとつの区切りになることに期待を込めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?