クワザワ マコト

エロティシズムやフェチィシズムに傾倒しているしがない物書きです。 私の思う官能な世界を…

クワザワ マコト

エロティシズムやフェチィシズムに傾倒しているしがない物書きです。 私の思う官能な世界を小説にして書いていきます。

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  • 140字絵画小説

    有名絵画を140字の小説で紹介しています。 あなたの気に入る絵画が見つかりましたら、ぜひスキとフォローをお願いします。

最近の記事

https://note.com/140novel_art/n/n093644f716fd 皆さんのおかげでこちらの作品が、#オンライン展示会で先週スキを特に集めたようです。 この場をお借りして御礼申し上げます。

    • 官能小説用のアカウントを作りました。 このアカウントは140字小説用にしたいと思います。 徐々にですが記事を写していこうと思いますので、よろしくお願いします。 https://note.com/makoto_kuwazawa

      • 【140字小説】イヴ(1885)【絵画】

        作者 アンナ・リー・メリット(1844~1930) 所蔵 個人蔵 儚げな四肢を縮こませて、イヴは地べたに坐り込んだ。魅惑の果実を口にした瞬間に訪れたほんのわずかな快感が、後味と共に羞恥へと変わってしまった。 全裸でいることが恥ずかしい。今まで気にならなかったことが不思議なぐらいに。 自分から無垢が消えたことを、イヴは悟った。 個人的解釈禁断の果実を食べてしまったイヴがモデルになっているこの絵画。 足元には一口食べてしまった果実が転がっています。 この禁断の果実を描く際に

        • どうやら今日はダメな日らしい

        https://note.com/140novel_art/n/n093644f716fd 皆さんのおかげでこちらの作品が、#オンライン展示会で先週スキを特に集めたようです。 この場をお借りして御礼申し上げます。

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        • 140字絵画小説
          23本

        記事

          【140字小説】ビュブリス(1884)【絵画】

          作者 ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825~1905) 所蔵 個人蔵 途方もない追いかけに疲れたビュブリスは、あまりにも遠すぎる兄との距離に打ちひしがれ、崩れるように膝をついた。 拒絶され、距離を置かれ、決して叶わぬ恋だと知らされても、やはり兄を追わずにはいられなかった。 やがて地面にあふれた涙が泉を作り、悲しみと共に彼女を溶かしていった。 個人的解釈ギリシア神話に登場するビュブリスをモデルにした絵画になります。 何も知らなくても非常に官能的な姿で描かれているビュ

          【140字小説】ビュブリス(1884)【絵画】

          【140字小説】ピグマリオンとガラテア(1890)【絵画】

          作者 ジャン=レオン・ジェローム 所蔵 メトロポリタン美術館 あれだけ固かった唇が、やわらかく形を崩してくれた。唇だけではない。肩も、胸も、腰も、まるで人のようであった。 「ああ、ガラテア。やっと目覚めてくれたんだね」 彼女がやさしく微笑んだ。 目の前の現実を確かめるように、もう一度キスをした。人肌の体温を宿した唇に、男の胸が苦しくなった。 個人的解釈ギリシャ神話に登場するピグマリオン(もしくはピュグマリオン)のお話を元に描かれた絵画になります。彼のお話は簡単に説明

          【140字小説】ピグマリオンとガラテア(1890)【絵画】

          ローマの慈愛(1612年頃)【140字絵画小説】

          作者 ピーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640) 所蔵 エルミタージュ美術館 「さあ、お父様。もっと、もっと吸ってください」 そういって服の胸元から出した乳房を、ペローはキモンの口に押し付けた。もはや身体を動かすことすら困難になるほど衰弱した父が、最後の力を振り絞って乳首に吸い付いてくる。 残された時間はもうない。 兵士の足音が、すぐそこまで迫っていた。 個人的解釈飢餓の刑に処された父を救うために娘が自らの母乳を差し出すという、現代では考えられないお話を元に

          ローマの慈愛(1612年頃)【140字絵画小説】

          【140字絵画小説】傷ついた天使(1903)

          作者 ヒューゴ・シンベリ(1873~1917) 所蔵 アテネウム美術館 傷ついた天使が運ばれていく。 私はただそれを見ていることしかできなかった。 急に、これから何が起こるのか怖くてたまらなくなった。それとも、この鬱々とした気持ちはただの気休めか。 少年と目が合った。何かを訴えている目だ。しかし私は、やはり見ていることしかできなかった。 個人的解釈いつものように個人的な解釈を書いていきたいと思うのですが、この絵に関しては本当の意味で個人的な解釈になっております。 とい

          【140字絵画小説】傷ついた天使(1903)

          踊りの花形(1878年頃)【140字絵画小説】

          作者 エドガー・ドガ(1834~1917) 所蔵 オルセー美術館 舞台の上で優雅に踊る踊り子が女は気に食わなかった。 あんな踊りで称賛を貰えるなど絶対にありえない。私の方が綺麗なのに、私の方が上手いのに、私の方が努力しているのに……。なぜあんな妾に負けなきゃいけないの? 純粋な怒りは純粋な嫉妬に昇華して、優雅な踊り子に無自覚の攻撃を繰り返した。 個人的解釈踊りの花形、もしくはエトワール、あるいは舞台の踊り子など、様々な名前が付けられている絵画です。 この絵画はドガのバ

          踊りの花形(1878年頃)【140字絵画小説】

          散歩・日傘をさす女(1875)【140字絵画小説】

          作者 クロード・モネ 所蔵 ナショナル・ギャラリー・オブ・アート 蒼い空の下に出来た草原の海を男は走った。 「おーい、待ってくれ」 妻のカミーユと息子のジャンに向かって男は叫んだ。 ようやく二人に追いつくと、男は膝に手をついて上を見上げた。 白い日傘と共にカミーユがくるりと振り返った。その時、清く冷たい風が妻たちを包み込むようにやさしく吹いた。 個人的解釈誰かを待つように振りむく女性と、その子供がとても印象的な絵です。この二人は作者であるクロード・モネの妻カミーユと、

          散歩・日傘をさす女(1875)【140字絵画小説】

          GWの予定が……全部埋まってしまった……

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          早く休みが欲しい……

          早く休みが欲しい……

          GWの予定がない……。 小説書くか

          GWの予定がない……。 小説書くか

          酔ってあげた記事について

          昨日消した記事について、もしかしたら気になっている人がいるんではないかと思い書いてみることにしました。 ただ私の人生をつらつらと書き流すのは色々とくるものがありますし、知りたい人だけ知ってくれればいいという気もあるので、初めてですが有料記事にします。知りたい人だけ知ればいいというスタンスなので……。 また個人的な性に関することも書いてますので、本当に気になる人だけ見てください。

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          酔ってあげた記事について

          私、松本大洋先生が好きなんですけど(特にピンポン) 「ビバ!」とか「アツがナツいぜ!」とか、どうしたらあんな言葉を思いつくのか今でも不思議で、とても尊敬してしまいます

          私、松本大洋先生が好きなんですけど(特にピンポン) 「ビバ!」とか「アツがナツいぜ!」とか、どうしたらあんな言葉を思いつくのか今でも不思議で、とても尊敬してしまいます

          こそあど言葉の使いどころが最近分からなくなってきている。 すこし書いただけで使いすぎ!って思ってしまう

          こそあど言葉の使いどころが最近分からなくなってきている。 すこし書いただけで使いすぎ!って思ってしまう