事業開発について考える。


はじめに

 事業開発の領域を勉強していると、必ず必要になってくるのが言語化の力だと感じている。この記事を書くのも、自分が教えていただいたことについて、アウトプットしたいからである。
 

課題・仮説

はじめに、顧客の「不」から顧客の課題を言語化しなければならないが、顧客の「不」がそのまま課題に直結するわけではない。だから顧客の「不」をかみ砕いて、課題にしなければならない。例えば、車の開発の経緯で考えると、車のない時代の顧客は、「もっと速い馬が欲しい」という、「不」を持っていた。これは車の概念など存在しないので、もっと速い馬が欲しいという「不」しか言語化できていないのである。この「不」をもっと明確な言語化をするには、さらに顧客の潜在的なニーズを深堀しなければならない。 この深堀の前に、仮説を立てることが重要である。

 この顧客は「早く、目的地に着きたいので、速いい車が欲しいのでは」と仮説を立てて、その検証ヒアリングを実行しなければいけない。ヒアリングの結果、この顧客は「早く着くのではなく、自分の食材を腐らせないために、早い移動手段が欲しい」というのであれば、この顧客のニーズは「食材を腐らせない方法が欲しい」が正解である。よってソリューションとしては「冷蔵庫」が正解になる。このように仮説検証を通して、顧客のニーズを明確にするのが重要である。

 よってこのフレームに沿って考えるなら、顧客との対話が最も重要で、顧客との対話から仮説を立てるので、言語化が重要だとわかった。
 

実践

 この顧客との対話を実践するために、大学の中で、ヒアリング調査をしてみた。「友達作り」に「不」を抱える人が多いのでは、と仮説を立てたが、結局のところ、上級生になればなるほど、ネットワークが小さいことによる「不」は少なくなっていった。誰も困っている人はいなかった。 
 よって次に「同じ目標の仲間がいなくて困るのでは」と仮説を立てた。ここの仮説の対しては、「就活の時に。同じ業界のを目指している人に、会えない」という明確な「不」を得れた。

終わりに

 自分が立てる仮説から、大きく逸脱してしまったが、これを顧客にあわせてのピボットであり、事業開発に必要なフェーズだということ。
 「千三つ」と呼ばれるように多産多死の事業開発の領域では、顧客視点での、柔軟性が重要だということである。柔軟性の基礎は言語能力であり、顧客の課題を明確かつスピーディに把握して、アウトプットすることだと考える。


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