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未来ってなんだろう  〜雑魚でもできる未来予測〜

『未知との遭遇』、この言葉を聞いただけでぼくの心は揺さぶられる。このタイトルを冠した映画をみたのは幾つのときだったのだろうか。はっきりとは覚えていないけど、小学校高学年の頃テレビで見たような気がする。この他にも『ET』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とかS.スピルバーグの映画を通してぼくらはSFの世界を、まだ見ぬ未来をチラ見しながら成長してきた。

今年度新設されたぼくらの部署のミッションは数年後の未来を予測し、そこで使われるであろう機器やサービスのイメージを固め、企画にすることだ。

いきなり未来を予測せよ、などと言われても困る訳だが、この時代、Google先生に聞けば大抵のことは回答が得られるか、ヒントとなる情報を得られる便利な世の中だ。使えるものは使い倒すのがぼくのスタイルなので、早速「先見性」「鍛える」でググってみた。

1)普段から過去に触れてみる
2)普段から未来に触れてみる
3)自分自身で未来を考える

ひとつずつ自分なりにその意味を考えてみよう。

1)普段から過去に触れてみる
「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。」

当たり前のことではあるが、時系列で考えると過去があって現在がある。そしてその先に未来がある。現在と過去の比較(対話)を行えば、ある物事のベクトルがどの方向を指し示しているのかを知る事ができ、未来を予測するヒントになる。

日本の学校では近代史について、ほとんど何も教えてはくれなかった。なのでぼくは大好きな作家、浅田次郎の歴史小説を読み、彼の『日本の「運命」について語ろう』という本にたどり着いた。

帯を見れば判る通り、この本には日本人が知るべきことがたくさん記されている。今の政権がこのまま独裁を続けて行けば、また「歴史は繰り返す」ことに、戦争がやってくることに多くの人が早く気づいて欲しい。

2)普段から未来に触れてみる
SFと言えば何を想像するだろうか。スターウォーズ、ガンダム、ドラえもんだってSFと言えなくもない。SFの小説や映画、アニメには未来に実現しそうなアイディアが幾つも登場する。ただのフィクションと言えばそれまでであるが、何となくそれに近いものが現実の世界にも登場しているのが今の世の中だ。

例えば、スマートフォン。例えば電話が受けれるアップルウォッチ。例えばVRディスプレイやマイクロソフトのホロレンズ。

SFの場合、戦争や争いごとがなくなっていない設定が多いのだけれど、庶民はロボットや宇宙船同士が戦いを繰り広げる未来は望んでいない訳で、兵器や武器以外で人類の進化に役立つ機器がないかSF作品にヒントを求めれば良いのだろうと思う。

3)自分自身で未来を考える
先日、雑誌WIRED日本版の編集長を務めた若林恵の『さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010−2017』という本を買い、ちびちびと気になった項から読んでいる。

未来について、科学寄りな視点からストーリーにする雑誌WIREDに掲載されていただけあって、どのページをめくっても少し過去に彼らが予測していた未来がどんなものだったのかが垣間見れ、実に興味深い。

イノベーションというものは何かを革新することを意味し、時に過去を破壊するものだ。スマートフォンはガラケーを破壊し、テレビのHDD録画機能はDVDやブルーレイレコーダから市場を奪った。

先日、社内の打ち合わせで「テクノロジーの使い方」を誤ると、変な方向に進んでしまうという話が出たことを思い出す。社内で使われていたり発明されたテクノロジーについて、もう一度本当に正しい使い方が出来ているのか検討するだけで、新しいアイディアは生まれるのかも知れない。

先週書いた「不便益」についてもディープラーニングしてみようと今考えている。

2019年はフリーターとしてスタートしました。 サポートしていただけたら、急いで起業します。