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親は姉妹の鎹

これからどう生活していこうか???母の相続の手続きを進める中で、妹から「一緒に住もう」という衝撃の提案がありました。
衝撃!!!大げさなと思われるかとは思うのですが、私としては同じマンションのお隣同士くらいがちょうどよいと思っていました。

もちろん2人っきりの姉妹。近くに住んでいる・・・昔よく言われた「スープの冷めない距離」が理想だなあと思っていたのですが、「一緒かあ・・・」というのが正直なところ。
妹は私の一つ下で、彼女も来年定年退職を考えています。
家族で東京に引っ越してきてから42年。彼女が一人暮らしを始めたのは、22~23年前でしょうか。基本ずっと自宅に住んでいた私とは、そこから一緒には生活していないわけです。
時々は帰ってきていましたし、何かあれば連絡をしたり、一緒に旅行に行ったこともありましたが、もともと性格的にもぶつかることが多く、ことのほか仲が悪いわけではありませんが、ものすごく仲が良いわけでもなく、一緒に住むとなった時の自信が私にはなくて、1LDKくらいの部屋が同じマンションまたは施設の中にあって、一緒に食事することもできれば、自分の好きな時間も作れるというのが理想だなあと思っていました。

ただ、前回も書きましたが、60歳からOKの施設に入るのは経済的にはリスクが高い。賃貸にするには税金の問題がありそう。じゃあ小さい部屋を今とあまりかわらない地域に2部屋購入するというのも経済的には難しそう。

いろいろ考えた末、やっぱり一緒に住み、70歳くらいで(その時まだ自立できていれば)自立型の高齢者施設に入るというのが現実的なのかというのが現在進行形の現時点での結論。

その上で、それぞれの部屋は確保したいと思うとどこが妥当なのか。そして、10数年後売るとなった時にどこなら売れるのかということも一緒に考えていくのも結構難しい。

とはいえ、母の施設入りの頃から、妹と電話で話したり、直接会ったりする機会が増えてきて、年齢的にも以前のようにけんかすることも少なくなりました(なくなったわけではないけど)。親戚はもちろんいるので天涯孤独ということはないですが、この先妹と暮らしていくことになると思うと、今になって両親がまた姉妹の仲を取り持ってくれたように思います。

父が亡くなった時は、母もいたので、妹と相談しつつも一番は母がどう考えるかではありましたが、母の入院、施設への入居、逝去にあたっては、妹に相談できたことが本当にありがたく、そこからつながってこれからのことも一緒に考えられることに感謝しています。

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