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一宮市ってどんなまち?③

 いちのみや市100周年専門委員の櫻井です。
 前回の福岡さんに続いて、私も正直???というスタートです。
 お題は「一宮市の自然環境」。自然て山とか海とか。私が知らないだけなのかもしれないけれど、一宮市には山も海もないはず。

 一宮の自然て何だろう、困ったなと思っているところに、前々回の犬飼さんの文章から、一宮の自然は木曽川なのだと気づかされ、そうなの?と、実は半信半疑。一宮市のホームページの「市北部から西部へと約18キロメートルにわたって接する木曽川がはぐくんだ豊かな自然」との記述を発見し、少し安心して「一宮の自然は木曽川」ということで、noteを進めることにしました。

起水泳場

 まずは木曽川。実は困り果てている時に、「一宮・尾西木曽川いまむかし」という写真集に昭和30年頃の起水泳場の写真を発見しました。

 休憩所や貸しボートもあった様で、まるで海水浴場の様に大盛況の様子がうかがえます。当時流行の落下傘スカート姿で、ビーチの入り口付近に立つ女性達を見ると、近所での川遊びというより、夏の娯楽といった雰囲気が伝わってきます。

 今の地図を見ても場所が分からなかったので、その時代を体験してそうな方々に場所を教えていただき、行ってきました。

 現在は舗装されたり、草が生えてたりしているところが、昔の様に砂浜なら、泳げなくもないのかなと思ったり。

 当時泳いだ経験のある方々に聞くと、なかなか危ない場所だったようです。すでに見えにくくなっていますが、水泳場の入口に注意事項を盛り込んだ数え歌が残っていました。


大野極楽寺公園

 一宮市のホームページには「水や緑に親しめるスポット」として大野極楽寺公園が紹介されています。学生たちとBBQを行うために訪れたことがあります。そういう方多いのではないでしょうか。 

 それだけでは自然は語れないので、まずは公園のホームページをチェックしました。なんとドローンをつかった(と想像できる)動画付きの素敵なホームページで、これは行かなくてはと思い、行ってきました。

 ウィークデイの午前中ですが、第一駐車場は8割ほど埋まっていて、なかなか盛況な様子です。冬なので動画で見たような美しい緑を見ることは出来ませんでしたが、丁度カワヅザクラが咲き始めたところで、立派なカメラを構えた皆さんに交じって撮ってみました。予想せずに桜に出会えてちょっと幸せな気持ちになりました。


 ホームページにはロウバイが咲いているとの情報がのっていたので、公園を西に向かって、探してみました。途中サイクリングロードがあったり、野球場があったり、いよいよ138タワーが見えるところまできて、やっと見つけました。桜に続いて梅、いい感じです。

 公園はとても整備されているので、自然を堪能するには少し物足りない方には、風のゾーンがあり、ここはなかなかの雰囲気です。ウォーキングコースにもなっているので、歩くと気持ちよさそうです。


尾西歴史民俗資料館

 今回はもう一つ尾西歴史民俗資料館にもお邪魔しました。木曽川と暮らしについて丁寧な展示が行われている博物館です。

 令和3年2月13日(土曜日)から令和3年3月21日(日曜日)まで冬季収蔵品展「地域の災害史~地震・台風・豪雨~」が行われます。確かに自然は愛でるだけではないことを意識しなければいけません。是非ご覧になってください。

 最後に一宮のマスコットキャラクター「いちみん」。「いちみん」は、清らかな水の流れと清々しい風が行き交う地域でよく見かける、幸せを運ぶ妖精だそうです。そして、一宮市が誕生した1921年9月1日に、初めて目撃されたと言われているとのことで、こちらも100歳?でしょうか。

 今回のnoteの作成のために訪れた木曽川沿いには、ウォーキングやランニングをしている方が必ずいらっしゃいました。木曽川沿いの施設は、いい感じでソーシャルディスタンスも確保できそうです。私も随分と歩いて日ごろの運動不足が解消されました。みなさんもいかがでしょうか。

参考文献:写真集一宮・尾西木曽川いまむかし(松本勝二・平田伸夫監修 平成元年11月24日発行 名古屋郷土出版社)

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