ハハッ、トリストリス_週報220627

(真顔)

トリスのウイスキーはなぜ38%なのか。
トリスのウイスキーはなぜ安いのか。
トリスには一体何が隠されているのか。
その真相を探るべく、我々はトリスウイスキーの本社、サントリーへ。

トリスウイスキーといえば、お金が本当にないのにお酒を飲みたかった大学生の俺が買っていた。年確に怯えながら初めて買ったウイスキーもトリスだったし、教育実習中、二週間で使える金が2千円しかなかった時に近くのドラッグストアで買ったのもトリスだった。なぜ私が教育実習で2千円しか使えなかったのかはいつかの週報で書くかもしれませんし、もしかしたらもう書いてたかもしれません。

なぜトリスを買うのか。
もちろんアルコールあたりの料金が一番安いからである。コスパよく、二週間酔い続けるにはトリス瓶が一瓶あれば事足りる。ここで目の前のストゼロやらの格安の缶酎ハイではいけない。今日しか酔えないし、大抵そういうシチュエーションでは、電気やら水道やらのインフラを一つか二つは犠牲にする覚悟でやっているはずだから、冷えてないストゼロを酔うためだけに飲むことになってしまう。缶酎ハイは基本的に冷え冷えの状態が一番美味しいように作られているわけだから、缶酎ハイさんにも申し訳が立たんと思わんかね。一番美しい姿を味わってあげる、これがストゼロ生産農家の皆さんが望んでいる姿なんじゃないかなって、俺が本当に思ってるだけのことです。冷蔵庫もない部屋に乱雑に転がる箱買いされたストロングゼロ。めちゃくちゃに酔いたいわけじゃない、自分が気分よく眠れるくらいのお酒が欲しいと、その室温とすっかり馴染んでしまった液体を飲み干す。ストゼロ農家さん、すみません、こんな体たらく見せてしまって。俺もっとちゃんと頑張ってストゼロ用の冷蔵庫とかかっていつでも好きなだけストゼロ飲めるようになります。だから、今日だけは許してください。そうして俺はストゼロをまた飲み干し、酔い潰れるように眠りにつく。
僕はこうなるのが怖くて、怖くてトリス瓶を買ってしまうんです。トリス瓶はウイスキーですから基本は常温で飲むものです。飲み方は水割りソーダ割りがおすすめですがここはあえて、一番味を感じられるストレートで。いっつも水とか飲んでるグラスにウイスキーを目分量でドボドボ注いで、そのまま飲む。トリスに限ってはストレートで飲んでるなんてこと普通あんまりないと思うけど、ウイスキーをストレートで飲むと言うことに価値を感じて安く浸れる。ストゼロとかレモンサワーとか味がついてる酒もいいけど、頑張ってつよがってトリスをストレートで飲むっていう、その美学に酔う。そう言う時って不思議なことに昔の友達から連絡が来てたり、「あいつ何してるかな」ってLINEしてみたりするんだよね。カッコよく生きたいじゃないですか。金ないなあつって酒飲んでるだけでもかっこいいのに、その酒がトリス瓶だったらもうそれが物語なんだよなあ。

また次金がなくなってどうしようも無くなった時はよろしくな、トリス。

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