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2019GW ミュンヘン旅②

おはようございます。

荷物はありませんが、今日は予定どおりオーストリアのザルツブルクに向かいます。

ミュンヘンから電車で1時間半ちょいで行けるので、せっかくなら他の国にも足を踏み入れたいよね!という理由で決めました。モーツァルトを学びたいという高尚な思いはありません。

昨日C&Aで買ったセーターが安いのに暖かくてびっくりしました。
私たちの中でC&Aの株が爆上がりです。

こちらはホテルの朝ごはん。
ビュッフェスタイルでヴァイスブルストもあって満足です。
ドイツのパンが大好きなんです、プレッツェル美味しいんだ…。
日本でも美味しいプレッツェル食べられるお店欲しい。

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中央駅はホテルの目の前なので移動はらくちん。
バイエルンチケットというバイエルン州の中が乗り放題のチケットがあるのですが、国を超えたザルツブルクまで有効なのでそちらを券売機で購入。
ドイツは改札がありませんが車内で抜き打ちチェックがあるのでチケットに2人の名前を書きます。無賃乗車しているとバレた時にかなり高額な罰金があるらしいです。

列車の時間もDBのアプリで簡単にわかるので便利な時代になったもんです。

ゆるゆると揺られて電車の外はザ・ヨーロッパの山間部。
ちょっと離れるだけでこんなにのんびりした景色になるんだなあ。

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ほぼ定刻通りでザルツブルク中央駅に到着。
ここで観光施設にお得に入れるザルツブルクカードを購入します。
これも日本から予約しておいたのでバウチャーを提示するだけでカードに交換してくれます。便利。

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まずはホーエンザルツブルク城へ。
無骨なお城がたまりません。
お城にはケーブルカーで行けるのですが、これもザルツブルクカードでOK。
めちゃめちゃ急こう配な山の斜面をぐいーんと登っていきます。

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お城の中は迷路のようで、どこをどう歩いたのか…笑
とりあえず見晴らしが良いところには出られました。

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こちらは人が立ち入れない場所にあった牛のオブジェ。
ひっそり。

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街並みもヨーロッパらしくて素敵です。
日帰りザルツブルクであまり時間も無いので、再びケーブルカーで街中におりてお次は大聖堂。

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神社仏閣も美しいと思いますが、ヨーロッパの教会は種類が違う美しさです。荘厳な空気が感じられて好きです。

少し早いけれどお昼ごはんにカフェに入ります。

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私がアプフェルシュトゥルーデル。友人はクリームのケーキだったかな。そこまでお腹空いていなかったしケーキも大きいので十分でした。

城下の広場にはお馬さんがずらり。
道路でも見ましたが観光用かな?馬車がカポカポ走っていました。
つぶらな瞳が可愛かったです。道には時々落し物が落ちているのでご注意を。

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次はサウンドオブミュージックの舞台として有名なミラベル宮殿です。
バスでも良かったけど、天気も良かったし歩ける距離だったので街並みを見ながら向かいます。どこの国にもある南京錠がわさわさついた橋を横目に目的地へ。

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実はサウンドオブミュージックは見たことないのですが、庭園がとてもきれいでした。庭園では結婚式を2組見かけて華々しさにテンションがあがりました。1組は女性が2人だったので、合同結婚式か?でも花婿2人いる?同性婚かな?オーストリアってOKだっけ?カトリック的には?と友人と首を傾げていましたが最終的に、そんなことどうでもいいね、おめでとう!となりました。

後日談として
ドイツの人に会う機会があってこの件を聞いたら、オーストリアは同性婚は合法だそうです。ドイツも合法。キリスト教云々については、若い人は毎週ミサにいかなくなってるし、まあ気にしないってことらしいです。
ついでにコロンビアの人にも聞いてみたら、コロンビアも合法だそうです。
ううん、興味深い。

そして忘れちゃいけません。我らの荷物。
庭園で花嫁さんが花婿さんのサスペンダーをぐいーんと引っ張っているのを見て「これは定番の何かなのか?(ファーストバイト的な)」と話している時に届いたDM。

『ハロー、荷物のタグ持ってない?*Zoe』
『これでいい?(画像)』
『私たちのチームが、あなたはミュンヘン空港の遺失物保管係に連絡しなきゃいけないって言うんだ。ここに連絡してくれる?*Zoe』
『わかった』

・・・・

『ねえねえ、こんな返事をもらったんだけど8桁の数字なんて私持ってないよ』
『返事はこれだけ?ルフトハンザはRIPをあなたに発行するべきよ*Isi』

内心(知らんがな)

『そちらからルフトハンザに連絡取ってくれない?』

私「ねえ分かった。イクラは名前だ…!」
友「名前!?」
私「Twitterの担当者が何人かいるみたいで、*Zoeになりました」
友「ゾエ!」
私「そこからの*Isi」
友「イシィ!」

謎が解決したところでザルツブルク観光を続けます。

ミラベル宮殿は定番のコースのようで、日本人も何組か見かけました。
サウンドオブミュージック有名だもんね(見てない)。
モーツァルト生誕地だもんね(聴いてない)。

10年以上前にオーストリアに来た時もわんさか売っていたモーツァルトチョコが今もわんさか売っていて、定番は変わらないんだなと思いました。
中のマジパンがあんまり美味しいと思えないので今回は買わず。

旅先のスーパーが好きなので、駅に併設してあったスーパーに向かいます。
途中にいくつか薬局を見かけたので昨日買えなかったシャンプー等も調達しようと入店。そこで届いた喜びのDM。

『良いニュースだよ!あなた達の荷物が空港で見つかったよ!でもセキュリティ上、空港に行って受取ってもらわないといけないから、空港に着いたらエティハドのスタッフに聞いてくれる?*Zoe』

ザルツブルグの薬局でガッツポーズをしました。

私「空港に取りに来てくれって!」
友「行く行く!」
私「ゾエありがとう!」
友「ゾエ仕事できるやつだ!」

でも荷物を受け取るまでは安心できなかったので念のためシャンプー等はやっぱり買っておきました。

調べたらちょうど乗れそうな電車があったので、急いでミュンヘンへ戻ります。今はスーパーより荷物だ。
楽しかったよザルツブルク!(駆け足)

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1日乗り放題のバイエルンチケットでもちろん空港までいけます。

私「バイエルンチケットでラッキーだったね」
友「バスだけじゃなくて電車で空港にも行く経験もできたね」

荷物が見つかったと知るやポジティブな私たち。

ただいまミュンヘン空港。
ここでさらりと受け取れるかと思いきや、ここからまた長い。
どうぞお付き合いください。

Isiに、昨日空港スタッフに常設のエティハドカウンターは無いわよって言われたんだけど、大丈夫?と聞いたら『どこに行ったら良いか電話するから番号教えて』と言われましたが、こちとらデータSIMなので通話できないんですわ。

とりあえずメールアドレスを送ってここに連絡ちょうだいと伝えましたが届かなかったので、別便のチェックイン業務を行っているエティハドカウンターを見つけて人が少なそうなビジネスカウンターでササッと聞きます。

基本的にルフトハンザの職員が手続きをしていて、そこに1人だけエティハドの人がいる感じかな。そのエティハドの人にDMのメッセージを見せると『ああ、聞いてますよ。そこから上の階に上がって、ルフトハンザのカウンターで制限区域内に入れる紙をもらってください』的なことを言うので大人しくルフトハンザのカウンターに行きます。

いや人多いな。

そりゃミュンヘン空港のメイン航空ですもんね。
忙しそうなお姉ちゃんにちょっと嫌な顔されながらも、こっちも荷物受取らなきゃいかんのですわ。伝わってるんだか伝わってないんだか分からないけど「Lost and Found」に行ってくれと。

それって空港の忘れ物扱う場所じゃないの…?
と思いながらも、あっち行ったらEDEKA(スーパー)あるから、そこの隣の部屋ね、と言われるままにターミナルをウロウロします。でもEDEKAってこっちにあったか…?あっちのターミナルじゃなかった…?と更にうろうろ。

なんか違う場所な気もしますが、それっぽいところを見つけて「Excuse me…」とソロリと部屋に入るとお兄ちゃんがにこやかに

お兄ちゃん『ハハ、これだろ?』

日本のパスポート!!!!!

私『違う!それ私たちのじゃない!』
お兄ちゃん『あ、そうなの?ハハ』

ぽーん(机にぽいっ)

もっと大事に扱って…!!
まさかの展開に友人と慌てふきましたよ。
忘れたの!?置き引きにあったの!?その持ち主大丈夫!?

『で、どうしたの?』
『これこれこういうことで…』
『ここは空港内の落とし物とか忘れ物を扱うところだから、ここじゃないね。トイレに忘れ物したとか、そういうところだよ』

私・友(だと思った…!!)

『ここに来いって言われたんだけど…』
『多分違うよ、書いてあげる』

行くべきオフィスの名前を紙に書いてくれました。
今思えばエティハドのカウンターの時点で次のスタッフへの伝言を紙に書いてもらえば良かった…次からはそうしよう。

辿り着いたのは無人のオフィス。
どうやらちょっと席を外しているようなので大人しく待ちます。
荷物が受け取れるならもうなんでもよいよ。

数分後にかっぷくの良いお姉ちゃんがオフィスを開けてくれました。
走って来たのか、ぜえぜえ言ってたのでなんかそれだけでもう感謝する気持ちに。

しかし

『それはここじゃないわよ』

またか…!!

『でもここって言われたよ…』
『その人が間違ってるわね』
『ええ~あなたが言うそこにはさっき行ってきたよ…』

疲れたアジア人を哀れに思ったのか
分かったわ、とパソコンをカタカタし始めるお姉ちゃん。

「I found it」

お姉さま…!!!

お姉ちゃん『赤色のスーツケース?』
私『そう!』
友『もう1つは緑!』
お姉ちゃん『1つずつよ』
私・友「「うっす」」

お姉ちゃん『5分後くらいに持ってくるからそこのベンチで待ってて』

あざーす!!!

そして数分後、スタイルの良いにこやかなルフトハンザのお姉ちゃんがカートに私たちのスーツケースを乗せてやってくるではないですか…!

『『あ!』』
『(カートを渡してにこやかに手を振りながら去っていく)』

会いたかったよスーツケースちゃん…!

制限区域に入らなきゃいけなかったんじゃないんかい、とか
持ち主との照らし合わせとかいらないんかい、とか
何が問題だったんだよ、とか

色々思うところはありますが良かった…!!

空港について1~2時間くらいかかった気がします。
長かった…言葉の壁に疲れた…

無事に再会できたスーツケースをゴロゴロとひいて、再びミュンヘン中央駅に向かいます。バイエルンチケットのおかげで電車代かからなーい(ポジティブ)

駅に着いた頃にはもう暗かったので、この日の夜ご飯は駅のスタンドでパンを買いました。スタンドといえども種類が豊富で、一度は経験したかったので結果オーライ(ポジティブ)

私はプレッツェルのサンドイッチと、何か甘そうなやつ。
でも甘いやつはチョコかと思いきや良く分からないものだったので途中で断念しました。ごめんなさい。プレッツェルは美味しかったです。日本でも食べたいよ~。

昨日から散々「ハサミ持ってきてるんだよ」「あっちの荷物にね!」「延長ケーブル持ってきてるんだよ」「あっちの荷物にね!」と遊んでいた荷物諸々がようやく!手元に!

翌日はノイシュバンシュタイン城なので、その前に荷物が手元に戻ってきて良かったです。着替えとか化粧とかちゃんとして行きたいもんね。

ツアーの開始が早いので早々に就寝。
一安心です。