時間は命
「時間は命」この言葉を聞いたのはほぼ4年前になる。長男の不登校から発達障害を知りどうやって長男を1人前にしようかと悩みSNSを使いながら世の中で同じ悩みの人がどのように生きてるのかその親御さんたちがどのように関わっているのかを探していた。そして発達障害や精神障害に悩む方々その御家族と繋がることができた。
その中の1人が大阪府吹田市で発達障害の方々の自立を支援する施設の管理者をしている方だった。
初めて会ったその人に長男の相談をしたら「ほっとけ」だった。その前にTwitterでも交流させていただいていてもう知り合いを通り越して友人のような気分でいたのでその「ほっとけ」はちょっとびっくりだった。その人曰く「結局長男の人生は長男のもの、責任なんて取れない。長男死ぬまで生きてられるか?」と。
確かにそうだった。どれだけ頑張っても多分私が先に死ぬ(と思う)その先は助けてあげられない。では生きている間に何がしてあげられるのかと聞いたら。親が生きてるって楽しいって自分の人生を笑顔で生きればいい、その背中を見せられればいい、と。
その時に「時間は命」と教わった。刻々と時間は過ぎていく。戻らない。寿命はいつかは分からない。明日かもしれない。だから今を自分の課題を解決して笑顔になって生きていくことが大切と。
「ほっとけ」はなかなかに難しかったけど長男のレールは引かない。親の私が選択しない。任せる。そこから始まった。
私が笑顔になるって笑顔になる人生ってどう生きたらいいんだろうと悩んだけれどそこにも素敵なアドバイスを貰った。
大切な人の笑顔を考えたら幸せだろ。きっとその時は笑顔になっている、と。
試行錯誤しながらの4年間
話を聞きながら任せながら信頼しながら過ごしてきた。
そんなある日、つい最近だが本心を話してくれた。
どんな時に生きたいのか、どんな時に死にたいのか。
私は何を答えてあげたらいいのかわからなかった。
そんな時にSNSで繋がった友人たちが言ってくれた。
聞き続けてきたらから信頼してきたから話してくれたから聞いてあげるだけでいいと思う、と。
とにかく心に寄り添うことだけをしてきた。
それを話してくれてから笑顔が増えた気がする。
前向きな話が増えた気がする。
それでも長男の話に一喜一憂しないでいられる自分がいた。彼の人生は彼のもの。彼の時間は彼の命。
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