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Everything but cilantro (パクチー抜きで)

こんにちは!アメリカマサチューセッツに留学してますYushiです!
今回は、これだけ覚えとけば何とか生き延びれる便利な英語フレーズを紹介するyo ちなみに題名は食堂で一番使えるフレーズ。


会話においてきまずさほど避けたいものはない。ネイティブとの会話できまずくなる一番の原因は、相手が何を言っているかわからない→何を返したらよいのかわからない この瞬間である。毎日これにやられて寿命が縮まる心地がするので是が非でもこれを避ける術を身に付けておきたい。

先鋒 「What's up?」
出没率・・・70% HP・・5

仲のいい友達(男友達が多め)に出くわしてしまったら、必ずと言っていいほど最初に現れるのがコイツ。たちの悪いのは、疑問形をとっているくせに特に何も聞いていないところと、実際は「ツァ」としか発音されないことである。コイツの攻略法はいたって簡単で、「What's up?」とオウム返しをすればよいだけである。 「よう」「やあ」みたいな感覚である。

ちなみに中国語で似た発音の「ツァオ(ツォウ)」という単語は、汚い言葉である。勢いあまって、チャイニーズに挨拶代わりに「ツァオ!」と言ってしまうと殴りかかられるので発音には注意しよう。

キャンバスみたいなキャンパス

次鋒 How are you doing ? 
出没率・・80% HP・・30

What’s up と肩を並べてよく最初の挨拶に使われるフレーズである。先生とか、そこそこ仲のいい友達とか、面識はあるけどそこまで話したことない友達とかの口から出没する。

What's up と一線を画すのは、自分の気持ちを記述式で表現しなければいけないところである。記述式ほど嫌な形式はない。

ところが、実際によその会話を聞いてみると、90%の返事はきまって1タイプ。"Good"である。本当の感情を反映しているかはさておき、何事もうまくいっている人が多いことは結構なことである。

そして、聞かれたら聞き返すのが鉄則。"You good?" とか ”How are you?" が無難だろう。そして相手がgoodと答えるのを聞いたら、ホット一息。無事退治完了である。

この無味乾燥なやり取りが毎日アメリカ中で行われているせいで、砂漠ができそうである。

深夜のスマブラは各国の汚い言葉がひっきりなしに飛び交う。

中堅 How was your day (weekend, class )?   
出没率・・50% HP・・50

一日の終わり(といっても午後に入ったら)に仲のいい友達に会ったら、こいつには覚悟をしておこう。休日ならまだしも、授業がある平日にこれを聞かれたところで、大して変わったことも成し遂げていないのに、これを聞いてくるのは他人の私生活に対して探索好きな性分の表れなのだろうか。本音の返事は「別に(Not much)」なのであるが、そこで会話をぶった切るのも良くないので、奥義「フラッシュバック」を発動して一日の記憶をたどる。毎食何を食べたかさえも忘れてしまう現代人にはボケ防止に役立つ質問なのかもしれない。

うまく逃げ切るためのポイントは、あまり調子に乗ってべらべらしゃべりすぎないことである。しゃべりすぎると質問が投下されて、理解できずに気まずい雰囲気が流れてしまうおそれがある。Slept well とか Ate well とか Studied hard とか、当たり障りのない話にしておこう。

副将 相手からの質問      
出没率・・30% HP・・120

いよいよ会話も大舞台を迎える。自分から話している分には、相手に頑張って理解してもらえば何とかなるのだが、相手の話を聞く番になると容赦は一切ない。流れるように英単語が繰り出され、脳内は理解の追い付かない単語で洪水状態となり窒息死寸前である。ただ、幸いにも、疑問は2パターンしかない(と思っている)。

一つ目は、Yes/No クエスチョンである。Are youとか、Did you とか、 Is (was) it とか、be 動詞とDo系が頭に来たらこれはYes/Noクエスチョンのサインである。

そして二つ目は、記述式のクエスチョンである。これは、前述したHow was your day とか、あとはWhat is your major とか、いわゆる5W1H形の質問である。

幸運にも、英語は日本語と違って要件(主語と述語)が文章の頭にくることが多い。相手が質問モードに入りそうなのを察知したら、呼吸を整え最初の3秒だけ耳を澄まそう。Yes/No か記述式か、区別できたらそれだけでゴールは近い。あとは、聞こえてきた単語の断片を都合よく組み合わせ、自分の解答を作成して相手に投げ返そう。内容のクオリティではなく、とりあえず期限内に提出することが目的となってしまう授業課題のようなものである。

しかし、万が一に文章の頭を聞き逃してしまった場合は、その会話で最大の賭けに出るしかない。選択肢はYesかNoかそれ以外(記述式)なので、簡単なYesかNoに絞られるわけだが、何事も肯定的に行きたいのでYesと答えるのが無難であろう。Yes と言ってしまったら、あとは目をつぶって審判の時を待とう。

"Yeah, I mean, like, I would say…"とか意味のない単語を羅列して、ドロンを図るのも一つの手だが、後味が悪いのであまりお勧めはしない。

カレー海に浮かぶベジ島

大将 締めの言葉
 出没率・・100% HP・・50 自爆率:10%

グダグダだった会話を、終わりよければすべてよしの精神をもって乗り切るのは大事なことである。

しめの言葉は実に多様で、対策がなかなか難しい。Have a nice day とか、Enjoy your weekends とか、See you next week とか、Good luck with your homework とか、マルチタイプである。そんな時は、ポケモンのノーマルタイプ的な、汎用性の高い技が欲しくなるわけだ。それが、"You too"である。

"Have a nice day!"  "You too!" 
"Enjoy your weekends!"  "You too!" 
と、なかなか広角に使用可能である。

しかし、ノーマルタイプも完璧ではない。ゴーストタイプには全く技が利かないのである。すなわち、自分と相手が同じ将来を共有していない時には使えない。

例えば、自分が夜中に課題を始め、隣で友達が寝ようとしているときに、

友達:"Good luck with your homework!" 
自分:"You too!" 
と口が滑ってしまったりすると恥ずかしい思いをする。その後しばらくYou too の響きがこだまして頭を傷めつけてくるので、観念しておこう。

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