ストレッチゾーンでの挑戦がもたらす自己成長の実感

はじめに

今日生まれて初めてのハウスダンスを体験する機会がありました。これまで経験したことのないジャンルのダンスに挑戦することで、普段わたしが教えているバスケットボールとは全く異なる身体の動きやリズム感が求められ、初めての試みには苦戦しました。しかし、その経験を通じて、わたしは普段バスケットボールを教えているときに、子どもたちが感じているだろう感覚を体感することができました。頭ではわかっていても、身体が思う通りに動かないというもどかしさ、そして新しいことに挑戦する不安と興奮。この経験は、わたしにとって貴重な学びとなりました。

ハウスダンスで感じたコンフォートゾーンとストレッチゾーン

ダンスのレッスン中、わたしは自分がコンフォートゾーンに長く居続けていたことを実感しました。コンフォートゾーンとは、自分にとって居心地がよく、リスクを感じることのない領域です。しかし、このゾーンに長く留まることで、わたしの身体は新しい動きに適応する力を失いかけていたのです。それに対して、ストレッチゾーンとは、少し不安や困難を感じるけれども、成長や学びが得られる領域です。今回のダンス体験は、わたしをストレッチゾーンに導き、そこでの苦労や挑戦が、わたしに新たな成長をもたらしてくれることを再認識させてくれました。

子どもたちの気持ちに寄り添う指導の重要性

わたしが普段バスケットボールを教える際、子どもたちはわたしの指示に従って新しいスキルを学ぶことに挑戦します。しかし、今回のダンスレッスンで感じたように、彼らもまた、頭では理解していても身体が思うように動かないというジレンマを抱えているのだと改めて感じました。わたしが日常的に彼らに要求していることが、どれほど難しいものなのかを身をもって理解することで、指導において彼らの気持ちに寄り添う姿勢がさらに大切であることを再認識しました。彼らの苦労を理解し、サポートすることが、指導者としてのわたしの役割だと感じます。

ストレッチゾーンでの挑戦と自己肯定

今回のダンス体験は、わたしにとって「挑戦」と「自己肯定」の大切さを教えてくれました。人は、成長するためには時折ストレッチゾーンに身を置く必要があります。ストレッチゾーンでの挑戦は、自己の限界を超えるための鍵ですが、その過程で自己肯定を行うことも忘れてはなりません。新しいことに挑戦してうまくいかなくても、自分を責めるのではなく、むしろその経験を自分の成長の一部として捉えることが重要です。このバランスが、持続的な成長を可能にするのです。

さいごに

今回のハウスダンスの経験を通じて、わたしは新しいことに挑戦することの価値を改めて感じることができました。ストレッチゾーンに身を置くことで、自分自身が変化し成長していく過程を実感し、また普段指導している子どもたちの気持ちにも寄り添うことがとても大切なことなのだと確認できました。これからも、コンフォートゾーンとストレッチゾーンをうまく行き来しながら、わたし自身の成長と、子どもたちの成長をサポートしていきたいと思います。

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