思い煩うな

聖書のなかに、明日のことを思い煩うな、という意味の言葉がある。
明日のことは、明日の自分が考えることという意味合いだ。
椎名麟三は、この言葉を好きだった。
人間は、先のことを考えて、思い煩うことが多い。
しかし、神は、そういうことはするなというのだ。
僕も心配性で、先のことを思い煩うことが多い。
しかし、現実は、思ったほど悪くならない。
椎名は、多くの人生苦を負ったので、この聖書の言葉に救われたのだと思う。
人間は、だいたい悲観的に考える。
しかし、神は、そういうことをするなという。
人間の考えを超えた神の考えに耳を傾ける人は少ない。
しかし、この考えは、楽観的なものでない。
人生は、なんとかなるのだ。
これは、僕も体験的にそう思う。
人生は、思ったほど悪くならない。
思い煩うなという神の言葉は、真実である。
これは、僕の哲学でもある。

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