消化器系の原虫症(腸トリコモナス症)


こんにちは、
アミナです。


動物の病気に関する勉強をしていくと、
人間にも共通する色々なものがあるのですね。

感染症の中の、原虫による感染症である、
腸トリコモナスも、
ジアルジアと同じく
鞭毛虫類に属する原虫です。

この原虫は犬や猫に寄生しますが、
人間にも感染し、また、ハムスター、ラット、
モルモットやニワトリなどにも寄生します。

寄生する場所は小腸です。

ジアルジアに比べると
発生の頻度は低いそうですが、
日本では各地で認められているそうです。


トリコモナス原虫は、
通常は病原性を示すことは
少ないと考えられていますが、

ジアルジアや病原性細菌とともに
子犬に感染すると、
水様性の下痢を起こすことがあります。

子犬の腸トリコモナス症の多くは、
この混合感染によるものだそうです。

治療にはメトロニダゾールの
5日間連続経口投与を行います。

予防にはトリコモナス症の動物との
接触を避けるようにします。

ただし、一緒に生活をしているのでない限りは、
感染の危険性は低いそうです。

犬や猫に寄生するトリコモナス原虫は、
人間との共通の種類ですが、
感染性は高くはないそうです。

通常は、
犬や猫から人間への感染は
起こりにくいとの事です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?