真菌感染症(マラセチア症)


こんにちは、
ミナです。


マラセチア症とは、
脂肪を栄養として増殖する、
酵母様真菌であるマラセチアパチデルマティスによって
起こる皮膚炎、耳道炎です。

この病気は、犬にはよくある一般的な病気ですが、
猫での発生はまれだそうです。

マラセチアは健康な状態であっても、
犬の耳道や皮膚にみられる微生物です。

でも、アトピーや食物アレルギー、ノミアレルギー、
接触性皮膚炎などを原因とする炎症が起こったり、

皮脂が多くなったりすると、
マラセチアが増殖しやすくなります。

マラセチアが耳道で過剰に増殖すると、
耳垢の過剰な分泌や耳道の湿潤が起こり、
外耳炎や内耳炎を起こします。


マラセチアによる外耳炎での症状は、
耳を掻いたり頭を振ったり、

耳から過剰な分泌物が出て来たりし、
耳を触ると痛がるなどの典型的な外耳道炎の
症状がみられるそうです。


また、マラセチア性皮膚炎は一般に、
眼や口の周囲、指の間、爪の周囲、

鼠径部、会陰部によく発生し、
激しい痒みが出ると共に、皮膚は発赤して、
かさついたりまたはべたついたりします。


マラセチア性の外耳炎や皮膚炎は、
局所または全身性抗真菌薬や
シャンプー療法によって治癒するそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?