犬猫の現代病など


こんにちは、
アミナです。


その昔、1970年代頃、
まだ私が小学生の頃には、

犬と言えばまだ外で飼うもので
猫は家の中や外を自由に行き来していたものでした。

むかし、私の家のご近所で、
マルチーズを飼っているお宅があって、
犬が家の中にいるのがとても不自然に感じました。

まわりの人達も「あの家は犬を家の中で飼っている」
と良くない意味で噂をしていたものでした。

今では外飼いの犬の方が珍しいですよね。
逆に鎖に繋いで外飼いしている犬を見かけたら、
虐待していると思われるかもしれません。

近年は急速に
人間と動物との関係が緊密になって、
犬は家の中で飼われるようになり、
猫は外には出さないようになりました。
そしてその生活状況は劇的に変わって来ました。

食事と言えば、
犬には 飼い主家族の残り物を与えるのが一般的であり、
猫は虫やネズミを自ら捕まえて食べていました。

犬猫にとって人間と同じような現代の生活が
良いのかどうかは、私にはわかりませんが、

ある意味では喜ばしい事で、
犬猫は不満には思っていないように思います。

一方で、人間が彼らにとって
良かれと思ってしていることや、
知らず知らずしていることが、

動物にとっては大きなストレスになっていたり、
病気の原因を作っているなど、
新たな問題も増えているのです。

つい先日も、年配の女性が目の見えない小型犬と
散歩しているのを見かけました。

その女性に犬の事を聞いたところ、
犬は13才で糖尿病を患っていて、
悪化した結果、失明してしまったと話していました。

昔の飼い方であれば、
犬が糖尿病にかかるなんて殆ど有り得ない事でした。

人間が食べる量とほぼ同じくらいの甘いお菓子や、
揚げ菓子などを与えていたそうですが、
欲しがるだけ与えていれば結果は明らかです。

犬も人間と同じように何でも食べます。

その女性は、「この子は可愛い家族なので、
私たちと同じように平等に同じ食べ物を与えていました」
と仰っていました。

そして、自分の無知のせいで可哀想なことをしたと
とても後悔している様子でした。

犬の年齢からすると
ちょうど寿命くらいかもしれませんが、
やはり不自由な身体で長生きする犬も辛いと思います。

生活習慣が関与して起こる、
慢性の病気を「生活習慣病」と言いますが、
人間と全く同じように、最近では動物にも生活習慣病が
多く見られるようになってきました。

飼い主さんの飼い方ひとつで、
ペットの健康も大きく左右されてしまいます。

知らないが故に、大切な家族が病気になったり、
寿命が短くなったりしないように
気を付けてあげたいものですね。

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