回虫症(消化器系の線虫症)


こんにちは、
アミナです。

犬と猫に寄生する回虫類には、
3種類があります。

犬回虫、猫回虫、犬小回虫で、
それぞれを終宿主とします。

これらの回虫類の成虫は、
終宿主の小腸に寄生をします。


犬回虫と猫回虫は、世界的に広く分布しており、
日本でも全国的に高率に発生しているそうです。

犬と猫では、最も普通の寄生虫と言ってもよいでしょう。
犬小回虫は、世界的にも分布はしていますが、
発生頻度が高い地域と低い地域があり、
日本は明らかに発生頻度が低い地域だそうです。

日本国内での犬小回虫の寄生例は
多くはないそうですが、

輸入された犬や猫、或いは、
ブリーダーの犬猫に高率で発生することがあるようです。


回虫症の症状の主なものは下痢です。

発育した後の犬や猫では
あまり激しい下痢を起こすことはなく、
無症状で経過している例も多いようですが、
仔犬や子猫の場合は重症になることがあるそうです。

特に幼齢の犬や猫に多くの回虫類が寄生すると、
小腸が閉塞してしまい、
生命の危機に至ることさえあるそうです。

さらには、下痢に伴い
脱水や発育不良なども認められるそうです。

回虫類の駆除には
いくつかの駆除薬が市販もされていますが、
安全性の点などからも
動物病院で処方を受ける方が安心でしょう。

予防をするには、
感染している犬や猫の糞便を
速やかに処分することが重要です。

人間への感染は幼虫形成卵で、
感染を受けると、これらの回虫の幼虫が
人間の全身に寄生します。

その症状はまちまちですが、
肺炎や眼症状が出ることが多いそうです。

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