自然のもので中毒を起こす


こんにちは、
アミナです。


植物のなかには、
犬や猫に有害な成分を持つものが沢山あります。


有害な部分は、花や葉っぱ、根っこや種子など、
植物の種類によって様々ですが、

犬や猫が、
それを口に入れる可能性がある高さによって
危険度は違ってきます。


薬草として知られている植物でも、
食べ過ぎると中毒を起こす場合があり、

また同一の植物でも部位が違うと
毒性の強さが異なることがあります。


中毒症状を起こして獣医師に診せたとしても
原因となった植物を特定できることはまれだそうです。


何故なら、多くの場合、
犬や猫が植物を食べている現場を
飼い主さんが見ていないことと、

また、身の回りにどのような有害植物があるのかを、
飼い主さんが知らないことが多いからです。


植物以外でも、毒キノコ、マイコトキシン、毒ヘビ、
二ホンイモリ、ヒキガエル、昆虫などがあげられます。



(毒キノコ)
日本には約100種類の毒キノコが自生しています。
犬や猫は自生しているものを食べたり、

食用と誤って人が与えてしまい、
中毒を起こすことがあります。


人では、食用キノコと似ているクサウラベニタケ、
ツキヨタケ、カキシメジの3種による中毒が
キノコによる事故の7割を占めています。


また、死亡事故原因として最も多いのは
ドクツルタケです。


中毒症状としては、
クサウラベニタケ、ツキヨタケ、カキシメジは、
食後30分~3時間で嘔吐や下痢が起こります。

摂取した場合には、
胃洗浄や活性炭の投与、輸液などを行います。


ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、
フクロツルタケ、コレラタケの場合は、

食後6時間~10時間経ってから、
激しい腹痛や嘔吐、下痢などが始まります。

1日~3日くらいから肝障害、腎障害などが起こり、
死亡することもあります。


摂取した場合には、
胃洗浄、活性炭の投与、輸液と利尿剤の投与、
血液浄化、肝障害に関する治療などが施されます。


テングタケ、ベニテングタケの場合は、
食後20分~2時間で、運動失調やけいれん、
錯乱、昏睡などが起こります。

摂取した場合には、胃洗浄、
活性炭や下剤の投与が行われます。



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