猫の種類(マンクス)



こんにちは、
アミナです。


マンクスは、イギリスが原産国の猫です。
発祥のルーツはアイリッシュ海に浮かぶマン島。

離島という環境下で 尻尾がない突然変異が
何代にもわたって受け継がれてきたそうです。

狭い島の中で、近親交配が多くあったことから、
猫種として固定されることになったと考えられています。

イギリスでキャットショーが始まった初期の頃から出ていて、
1870年頃には話題の猫種となっていたようです。

マン島の住民のあいだでは、
さらに300年以上前から存在が知られていたようで、
16世紀にはいたのではないかという説もあります。

初期は現在よりも手足が長かったそうですが、
その後、丸い体型を作るために品種改良がなされたようです。

性格は穏やかで冷静、しつけやすい猫です。
ただし、引っ込み思案で用心深い面もあり、
家族に対して親しみますが、他人には人見知りをします。

また、特定の家族をお気に入りにして、
懐く傾向があります。

子どもの相手はあまり好きではないようで、
自然に離れていることが多いようですが、
一方で外敵に襲われた時などは、
子どもを含め家族を守ろうとするなど、
忠誠心の強い面があります。

賢くて、自立心があり活発でよく働く
ネズミ捕りのハンターでもあります。

マンクスは、母猫が子猫に狩りや、
遊びを教えることがしばしばあり、
学習能力の高さをうかがわせる猫です。

尻尾を持たず全体的に丸みを帯びたシルエットが特徴で、
ウサギのように飛び跳ねながら前進します。

しっぽがないことが特徴とされるマンクスですが、
実はしっぽが完全にないタイプは全体の数割とされており、
しっぽの長さは3タイプないし4タイプに分けられています。

完全にしっぽのないものをランピーと言い、
ごく短いしっぽが折れたりねじれたりしている
スタンピー、ボブテイルよりもやや短いしっぽがある
ロンギーとありますが、

ランピーとスタンピーのあいだには
ランピーライザーというタイプもあります。
これは尾の骨の1~2節程度が残っているもので、
注意してみないとわからない場合もあります。

どんなしっぽの子猫が生まれるかは
両親のかけあわせには関係がないため、
それぞれの発現率は定まっていません。

標準的な体重は3~6kg程度で、ダブルコートの短毛です。
時々生まれる長毛タイプは、キムリックという名前で
独立した猫種として登録されています。

また、キャットショーに出るマンクスは
ランピーだけとなっています。

マンクスのかかりやすい主な病気は、
「急性角膜水腫」などです。
角膜水腫は、水疱性角膜症とも呼ばれ、
遺伝的な要因によって角膜内皮に異常をきたし、
水疱性の角膜混濁を起こす病気です。

通常、痛みや結膜への刺激がなく、
2、3年かけてゆっくりと進行するそうです。
治療は点眼または手術になります。

またランピーの場合は、健康な個体でも
便秘や尿路疾患になりやすい傾向があると言われています。
平均寿命は健康な個体で10~13歳程度とされています。

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