横川吸虫症(消化器系の吸虫症)


こんにちは、
ミナです。


横川吸虫症は、
犬や猫や人間などの哺乳類を終宿主として、
さらにある種の鳥類にも寄生がみられています。


寄生部位は小腸です。

横川吸虫は、
かつては日本全国に広くみられましたが、
現在では発生は非常に少なくなっているそうです。


横川吸虫は、体調1~2mmと小さく、
扁平な形をしています。

横川吸虫の第1中間宿主は
カワニナという淡水に住む巻貝で、
第2中間宿主はアユなどの淡水魚類です。

終宿主は、第2中間宿主である
魚類を生食することによって
感染を受けることになります。


横川吸虫症の症状としては、
下痢を起こすことがありますが、
少数の寄生を受けている場合は
無症状で経過することが多いそうです。


治療には、
プラジクアンテルなどの駆除薬を用います。

また、予防するには、
犬猫の食べ物として、
第2中間宿主のアユなどを生で与えないことです。

加熱すれば、寄生虫は死滅するので、
与えても問題はありません。

横川吸虫は、人間にも寄生しますが、
アユなどを生で食べて感染するものですので、
犬や猫から直接感染することはありません。


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