バランチジウム症(消化器系の原虫症)



こんにちは、
ミナです。



バランチジウム症とは、
繊毛中の一種である
大腸バランチジウムを原因とします。

大腸バランチジウムは、
豚に良く認められますが、

犬や猿、その他の多くの哺乳類から検出され、
人間に寄生することもあります。

寄生部位は大腸です。

犬などにおける発生状況は不明なのだそうですが、
豚においては全国的に高率に認められているそうです。


大腸バランチジウムは通常、
宿主に対して無害ですが、

まれに大腸の粘膜内に侵入して大腸炎を起こし、
腹痛を起こしたり、
血液の混じった下痢便を排泄させることがあります。


大腸バランチジウムの感染は、
糞便中に排出された
シストの経口感染により起こります。

特に豚に高率に感染しているため、
犬への感染を予防するには、
犬を豚の糞便と接触させないようにします。


人間に感染しないように予防するには、
念の為、バランチジウム症の犬の糞便は
焼却するなどして、適切に処理するべきです。

また、一般の家庭では問題ありませんが、
養豚場など、家畜を飼育している環境にいる犬には、
豚の糞便との接触にも注意が必要です。

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