おなかを痛がる


こんにちは、
アミナです。


ペットは具合が悪くても、
それを飼い主さんに教えることが出来ません。

普段の様子と何か違うと感じてあげることが大切です。

多くの動物の場合、「お腹が痛い」状態になると、
まず動きたがらなくなり、
背中をまるめてじっとしている事が多くなります。
これは、お腹を無意識に保護しようとする状態です。

私達人間も、お腹が痛い時は
くの字型にお腹を引っ込めたりさすったりしますね。

動物も背中をまるめてじっとしていることで、
痛みを少しでも和らげようとしていると思われます。

また、痛くて逆に落ち着きがなくなり、
うろうろと動き回ることもあります。

突然の激痛の時などは、鳴き声を上げることもあります。
ただ、お腹のどこが痛いのか、
外見から判断するのはかなり困難です。

また、腹痛は突然起こることが多く、
そのような場合は早急に獣医師に診断してもらうことが必要です。

腹痛の原因には様々なものがあります。
外傷や、事故、内臓の異常などが考えられますが、
なかでも、腹腔内臓器の損傷が激しい場合は死に至ることもあり、
十分に観察することが重要です。

事故や転落などで起こった腹痛では、
腹膜炎、腹腔内臓器の損傷が原因と考えられます。

嘔吐や下痢を伴うものでは、胃腸、肝臓などの消化器系、
泌尿器系の異常が考えられます。

緊急を要する腹痛、特に交通事故や転落、
喧嘩などによる腹部や臓器の損傷、
異物を飲み込んだことによる腸閉塞や腸捻転などは、
救急の疾患なので、早急に診察を受ける必要があります。

慢性的な腹痛の場合、
診察を受けるタイミングを逃すことがあります。
飼い主さんの自己判断によって手遅れにならないように
注意して観察をして下さい。

そして、何日経っても状態が改善されないようでしたら、
獣医師の診察を受けましょう。

痛みの程度をはかるのには、抱き上げてみると良いです。
痛みの程度によっては、抱き上げた時に痛くて噛みついたり、
唸ったりすることがあります。

痛みが軽い場合にはあまり症状はなく、
ただ元気がなかったり、うずくまって寝ている状態が続きます。

しかし、それから状態が進んで激痛があるような場合は、
触ろうとするだけで怒ることがあります。

嘔吐や下痢が見られる場合ですが、
排尿排便の姿勢をとっても排泄が出来なかったり、
痛そうにしている場合は、速やかに獣医師の診察を受けて下さい。

その場合出来るだけ安静にしてください。
症状が進行すると取り返しのつかないこともあります。

あと、腹痛と間違いやすい病気もあります。
椎間板や多発性関節炎、筋炎、血管炎などでは
腹痛に似た症状を示すので注意が必要です。

一般には、飼い主さんには判断が難しいので、
ちょっと変だな?と感じたら、獣医師に診てもらいましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?