中毒性の疾患


こんにちは、
アミナです。


犬や猫は外に出ると、
好奇心から色々なものを口にしてしまいます。

例えばそれは植物であったり、
キノコであったり昆虫であったり様々です。

動物にとって有害なものでなければ良いのですが、
中には毒を持ったものもあります。

間違って有害な物質が体内に入ってしまうと、
中毒を起こします。


中毒とは、動物の体にとって
有害なものが体内に入ったり、
体の中で有害物質が出来たりして、
生理的に障害が起きた状態をいいます。


犬猫は、好奇心がとても強いうえに、
どれが中毒物質であるかを
判断することが出来ません。


そのため誤食や誤飲、吸引、
皮膚への付着による中毒が多くみられます。


近年では、飼育環境が屋外よりも
屋内へと大きく変化するとともに、

皮肉なことに、中毒の発症も自然由来の動植物の毒から、
家庭内における人工物由来の中毒事例へと
移行する傾向にあるそうです。


現在、世界規模では、
1年に約1,500もの中毒物質が
発見されているといわれています。


中毒を起こすと多くの場合、
急性の症状が出て、短時間で死亡するか、
或いは治癒に向かいます。


ただし、緩やかな症状の場合は、
彼らが毒物と接触したことが
はっきりしないことがよくあります。


特定できる毒物を食べたとか、
または毒物に接触したことが確認できていない場合は、

飼い主さんが正確に、かつ詳しく、
その動物の病歴や飼われている環境の状態を把握して、

それを獣医師にそのまま報告することが、
一刻も早い救急救命につながります。


中毒の症状としては、

急に一定量以上の毒物が体に入ったことで、
臓器に著しい障害が起こり、

急激なショック症状で死亡することもあれば、
急であっても、軽い腹痛や下痢で済むこともあります。


一般に口から入ったものは、
胃腸症状、特に嘔吐や腹痛を起こすことが多く、

一方、気体状で呼吸器から入ったものは、
咳や呼吸困難などを起こしがちであり、

なかでも刺激性のものは
眼やのどに痛みを起こします。


また、酸やアルカリが皮膚に付着した場合には、
痛みや発熱などに続いて、
皮膚にかぶれが出ることがあります。

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