生き物は生き物らしく野垂れ死ねばいいじゃないか【水行の忌神】【老いの恐怖】
ちょっと最近、悲しいニュースが続きますね。
きっと、私が想像できないくらいの苦悩や事情があるんでしょうが、いい人と言われてる方が病気でもなく、事故でもなく、自らその命を絶ってしまうなんてことを聞くと、非常に残念で、もったいないとしみじみ思います。(いい人なだけに)
思えば、人間以外の生き物は「意味があろうがなかろうが」最後の最後まで「生」に執着して、最後を迎えていますよね。
本来、それが生き物のあるべき姿だと思うのです。
人間はダメですね。
自分で「生」をコントロールできると勘違いしてしまう。
ところで思うのですが、その後本当に楽になれるのでしょうか?
あの世に関しては信仰している宗教観で若干違ってくるでしょうが、自死に関しては、永遠の苦しみのループに入ってしまうだけのような気がします。
楽になりたいのに、とても矛盾してますよね。
私はそんなのゴメンですわ。
さて、今年は「壬寅」の年で、基本的に「木行がとても勢いがある」年になるんですが、前半は「壬」の「水行」の勢いがまだ強いので、「水」が忌神の人は7月始めくらいまでは要注意といえます。
「水」は何でも冷やしますからね。
心は多少暖かい方が、生命力は強くなるように思います。
(例外の方もいらっしゃるでしょうが)
「鬼滅の刃」でも煉獄さんが「心を燃やせ」って言ってますでしょ?
確かに、「陰陽五行」では全てを中間で収める「中庸」が良しとされていて、それは仏教でも同じなので、「燃やす」と言っても、過剰の怒りなどはきっとNGなんでしょう。
(「怒り」はどの宗教でもNGですねェ)
でもね、個人的には、命式が冷え込んでいる人は、多少「怒り」があってもいいように思う。
怒って怒って、悔しくて悔しくて、そして、それをバネにして「生きる心」に火を灯せば、悲しい結果が減るんじゃないかと私は思うのです。
そりゃ「愛」で心を暖められたら一番いいんだけど、なかなか、そううまいこと愛は生まれないし、やってこないのがこの世の中。
しかし、「怒り」ってのは、止めるのは難しいけど、火をつけるのは一瞬ですよね。
五行サイクルでも、「水」の次は「木」。
「木」は五志(感情)では「怒り」を指します。
五行対策的にもあながち間違いではないと思うんです、ハイ。
そして、先日、ニュースでダチョウ倶楽部の上島竜平さんが自宅でお亡くなりになったと速報がありました。
先日の渡辺裕之さんと一緒で首つりだとか。
(渡辺さんの場合、当初ははっきりしませんでしたが、葬儀を終えた奥様のコメント文章を見ると、やはり・・・という感じですね)
渡辺さん、子供の頃、とても好きな俳優さんでした。
(その話をすると長くなるので割愛)
お二人は「60代」。
男性の更年期時期ですね。
共通点は「老い」でしょうか。
何かに失望したり、悩まされたり。
人生はソレの連続です。
それでも、若さがあれば盛り返す事もできたでしょう。
でも、そうでなければ、ちょっと生きるのがしんどくなってしまう。
これは「老い」からくる心の変化です。
仏教でも「四苦」といわれているのが
・生まれること
・老いること
・病になること
・死ぬこと
になり、やはり中に「老い」が入ってますよね。
「【若さ】は、それだけで美しい。
でも【美しさ】は【若さ】ではない。」
これは、岡崎京子さんの漫画「へルタースケルター」の中のセリフでして、若い時期に見た時はさほど感化されませんでしたが、年齢を重ねるごとに、そのセリフを思い出しては「なるほどなあ」と納得しています。
というのも、私もそろそろ女性の更年期時期に入り、若干の「老い」を感じはするのですが、若い頃に比べ、「美」の基準が変ってきました。
子供の頃、見えてたものが成長するにつれて見えなくなる、なんて事はあるかと思っていましたが、老いて「見えるもの」もあるんですねェ。
だから、ありがたい事に私は「老い」が全て「悪」だとは思っていません。
例えば・・そうですね。
ドリフターズのいかりや長介さんの最後の出演である「ドリフ大爆笑」のオープニングの動画がYouTubeにあがっているのですが、皆さん、機会があれば、一度見てみてださい。
長さんは立つのがやっとの状態で、終始目もうつろです。
それでも、生きる事も仕事する事も諦めてない、そんな目です。
思えばうちの父も最後までそんな目をしてました。
私はその映像を見て、非常に心が揺すぶられました。
これこそが、人としての本来の「美」だと実感しましたね。
私もそこに「意味」があろうかなかろうが、最後のその時まで懸命に「生」にしがみつきたいと、心から思いました。
今後、年を重ねていけば、もっと美しいものに出会えるかもしれませんね。
これが「心が豊か」というものだと思います。
あなたはどう死にますか?
私は自身の決められた寿命を全うし、野垂れ死のうかと思っています。
まあ、それまでは、この世で修行しときます。
なあに、そんなに気が遠くなるほど先ではないでしょう。
30、40年なんて、若い頃の1年に比べたら、本当にあっという間ですから。
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