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経験


2023/10/01(日)
第15節 VS日本ウェルネススポーツ大学

集合写真

この試合は、ただの第15節目の試合というわけではなかった。もちろん15連勝目を飾れるかという大事な試合でもあったが、それよりもこの試合に勝つことによって、優勝を決めることが出来るというとても大事な試合であった。


引き分けでは、意味が無い。勝つということが絶対条件である。


そんな状況化に立たされ、私たちはあることを思い出した。それは、去年の入れ替え戦だ。

入れ替え戦

去年の入れ替え戦も、勝てば昇格。引き分け、負けは残留という、勝ちが絶対条件の中で行われた。試合終盤まで1点リードで勝っていたが、終盤にセットプレーで追いつかれ結果は、1対1の引き分けで終わった。

入れ替え戦

自分たちは、試合には負けていないが、勝負に敗れ、一番悔しい形で入れ替え戦を終えた。多くの人が涙を流すほど悔しがっていたのが印象的である。そんな経験をしている、今の2,3,4年生は、今回の試合に懸ける思いがとても強かった。

そして迎えた当日。試合前の円では、いつも通りやり、今まで準備してきたことを出し切ろうという言葉がでた。言葉通り私たちは、いつも通りの準備をして、キックオフを迎えた。


前半は、とても良い入りをみせ、前半うちに先制に成功し、前半を1対0で折り返した。そこで再び思い出されるのは、去年の入れ替え戦の記憶である。

入れ替え戦の時と全く同じと言えるほどの展開だった。ハーフタイムには、入れ替え戦を経験している選手から、

「気を抜けば、去年と同じ事を繰り返してしまう。気を引き締めろ。」

という声が飛び交った。

そして全員が絶対に負けられないという思いで、後半に入った。しかし、後半立ち上がりに相手にフリーキックを与えてしまい、セットプレーのピンチ。これを見事にきめられてしまい、同点に追いつかれてしまった。そこからスコアが動くことはなく、同点のまま試合が終了した。


自分たちは、優勝を決めきれず、更に連勝もストップさせてしまった。そして、また去年と同じような結果になった。それが何よりも一番悔しかった。

自分は、自分たちの代で優勝昇格20連勝と圧倒的な結果を後輩たちに残していきたかった。しかし、それももう叶わない。


では、何を後輩たちに残していけるかと考えた時に自分は、

「この経験を2度と繰り返さないチームにすること」

が一番だと考えた。
そのためには、もっと日頃の練習から本番を想定して、今まで以上に強度を上げていかなければいけないと思う。

また、来年自分は復帰をしようと考えているため、来年同じような状況になったときに、今回と入れ替え戦の時の悔しさをしっかりと伝えることが出来る4年生になりたいと思った。



これらが、自分が後輩に残していけることだと考えた。連勝記録は途切れてしまったが、まだ次の試合勝てば優勝することが出来るという状況は変わらないため、まずはしっかりと優勝を決めて、後輩たちに次のステージを用意してあげたい。


そして、今回の引き分けが経験として良かったといつか言えるように、これからの活動を全力で取り組んでいきたいと思う。

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