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『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』をプレイしました

注! この文章には『Bloodstained:Ritual of the Night』および『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』のネタバレが含まれています!

ダークメタモルこんにちは!
さてBloodstainedの話で始めたnoteですが、今回はその精神的前作『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』についてのお話。こいつのためにPSPも買い直したんだからな!

まごうことなきBloodstainedでした

さて、以前からホント気になってまして、Bloodstainedのレビューを見ると10人中10人が開口一番『月下の夜想曲だ!』と言っているんですよね。

個人的にはちょいとモヤッと来る話で、Bloodstained自体クッソ気に入ってしまったこともあって「いくら『月下の夜想曲を今の技術で作ってくれ!』って話だったからってもうタイトルも会社も変わったんだからそう過去のタイトル出すのはどうなのよ?」と思っていたんです。前の話で月下の夜想曲についてあまり触れなかったのはそういうことと、何よりあの時点で未プレイだったという話。

そんでもやらずに言うのはアレですし、実際Bloodstained触れてなかったとしても、悪魔城伝説とかの過去の音楽聞いてドラキュラマイブームになってきてたんで、いつかは触れなきゃいけないタイトルであることは明らか。
というわけでPSPのXクロニクル収録版をプレイしてさっきクリアしたところでございますが、

Bloodstainedでしたwwwwww

あーしかたないわここまで再現度高かったらそう言うしかないわーwwwwww
いちおうGBA三部作はやってたので、Bloodstainedの敵にドラキュラの敵のガワ変えただけだろ(デュラハンマヘッド貴様のことだ)むしろガワすら変えてないだろ(ブエルお前だ)ってやつがいるのはわかってたんですが、なによりステージ構成や全体の雰囲気、細かいところでエレベータのギミック(ケージの下に火花が散ったり)とかブラッドスティンガーのうるさい「し゛ね゛ぇ゛!!!!」「う゛お゛ぉ゛ぉ゛り゛ょ゛お゛お゛!!!」の元ネタとか、使い魔とか、何もかもそのまんまじゃねえですかwwwwwwwwww

音楽に関してはなんというかアレですよ、なんかのパロディで「音程やリズムを変えて別の音楽という『体』にしてるけどどう聞いても原曲」ってやつすら感じるくらい。「『ドラキュラ城』が誰も気づかないうちに『Voyage of Promise』になってる」とか普通にできるんじゃないか?????

キャラクターもまさか役割がほぼ同じとは思いもよらず。要するに

斬月=マリア
ジーベル=リヒター
ドミニク=シャフト+爺
O.D.=キャラがアルカードな爺
グレモリー=デス様
バエル=ドラキュラ

ってことでおk???
じゃあなんですか、ミリアムの「10年寝てた」はアルカードの「悪魔城伝説終わってから寝てた」とうまいこと合わせてたわけですか???

道理でジーベルの扱いがただのカマセなわけだ……リヒター役なら仕方ねえ……
そんでもってジーベル戦の「月を斬る」ってのは「リヒターの上の玉を斬る」ってののオマージュだったわけですね。あれ「初見でわかるか!」って思ったんですけど月下プレイ済みなら「なんか他に斬るものがあるはずだ」ってわかったわけか。やっぱ月下先にやっときゃよかったかも……

ここでマイナス10点です

やはり原点中の原点ゆえに、個人的にこなれてないと思うところが結構見られましたね。

ひっくり返る前は敵がどのエリアでもそんな強くないからどこにでも行けすぎて「攻略が進んでる」感がなかったり、逆にひっくり返ってからえらい敵が強くなりすぎたり、アイテムは「手に持ってから使う」ってシステムが厄介だったり、必殺技コマンドが当時の風潮らしくクッソ難しかったり……ダークメタモルフォーゼが出ない!!! さっきはポンポン出せたのに!!!

そうそう、前の話で言った「ボス部屋の扉」。あれ不自然だなって思ったけど「ゲームとして楽しませる」上ですげえ発明だったんだなって……アレがあるだけで「この先にボスがいてこいつを倒すとゲームが進む」ってのが見た目にもとてもわかりやすくなるんですね。

もちろん「この先ボスが居るから準備してけよ」っていう「不自然な」サインであるのも。それがないから気づかずボス部屋入ってコロコロされて手戻り……と思ったんですが、このゲームボスがそんな強くないからやべえボス部屋だった何とかしなきゃ! と思ってあがいてるうちにボスが死んでたりするんですよねww

それでもザコでダメージ受けすぎてHP3割くらいになって、やべえ回復しなきゃと思ってセーブ部屋入ろうとしたら間違ってその直上のボス部屋入ってたときは流石に泣きそうになりましたね!(ナントカ倒したよ!)

ここらへんが「あーこのあとの数十年でかなり改善されたんだなぁ」と思ったところ。これらがほぼ改善されてた暁月がかなり評価高いのもうなずけます。というわけでここらへんが100点満点中マイナス10点くらいですね。

そうそう、噂に聞いたヴァルマンウェ。散々話に聞くチート武器と聞いてましたが、ルァハ・ヴェラーみたいに一発は強くないから結局他の武器使うんだろうなと思ってたんです。

まさか攻撃力がアルカードソードよりちょっと弱いだけとか想像もしませんでしたよね!!!
お前攻撃力作中最上位クラスの武器を硬直なし4hitとかそんなん実装したらどうなるか自明じゃないか!!!!

まさかここまですげえとは予想だにできず。両手持ちにしたら手がつけられない。ボタン連打しながら歩いてるだけで敵が全滅する。ヴァルマンウェ前ヴァルマンウェ後でゲームが変わる。後のボスの攻撃パターンよく知らないです。□連打してたら出会って一分立たずに死んでたんだよ!!!!!

しかしアルカードシールド+シールドロッドはさらに凶悪とか……ヴァルマンウェが強すぎて笑ってたんで使ってないんですがTAS動画見たら文字通りシャフトが「瞬殺」でwwww

Bloodstainedでもアドラステイア+ダイヤバレット+リサイクルハットとかありましたし、IGA氏はブチ壊れ武器を実装しないと気がすまないのでしょうかね? 多分どうしてもクリアできない人用に用意してるんだろうなとは思うんですが、あるいは「初回はさっさと終わらせてその後の探索要素を楽しんでもらう」意図なのかしらん。

総合得点は

まあそうは言いましたが、アクションとしてはヌルすぎず(ヴァルマンウェ前な)難しすぎず、たまに面クリ時代を思わせるヤバ気なところもあったりしてかなり楽しめました。
ひっくり返ってからはちょっと作業感もありましたがこれはクリア以外の要素を楽しんでもらいたいという意図なんだろうということでノー減点、ここで100点満点中プラス300点。

ゲームのボリュームも前世紀のものとは思えないくらい。GBA3部作が軒並み10時間くらいで終わったのに対してこちらは17時間。Bloodstainedが40時間くらいですからその半分くらいはあったわけです。これほどの時間楽しい時間を過ごさせてくれて100点満点中プラス400点。

音楽はいろいろ言いましたが素晴らしいものの原点故あまりに素晴らしすぎた。「ドラキュラ1面に捨て曲なし」はもはや常識ですがこちらの『ドラキュラ城』は最高すぎる。最後のベースのとこ好き。『失われた彩画』はあまりに綺麗な曲で鳥肌が立ちますね。これ音楽の教科書に載せて良いんじゃないでしょか? あとは『さまよえる魂』が好き。100点満点中600点。

あ、半妖精がへきる声のボクっ娘。100点満点中1000点。
というわけで総合点は100点満点中2390点でございました!!!

いやあホント、世紀が変わっても語り継がれるだけある素晴らしい大名作でした。こんなすげえものを現代の技術と積み上げたノウハウで作り上げたBloodstainedがすごくないわけがない、というのを改めて認識する次第。
上記で言いましたが、Bloodstainedの前に月下やりたかった……履修しておくのはGBA版でなくこれであったかと痛烈に感じた次第でありました。

さあ1周目行ってないとこ行くぞ! そんでもって2周目だ! 来週実家に呼ばれたから新幹線でやるものができたぞ!!!

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