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あしたのジョーのススメ

負けることが大嫌いだった
負けることはカッコ悪い。ずっとそう思っていた。

小学生の頃サッカーやドッチボールなどをやる
スポーツ少年だった僕は弱いくせに試合に勝てないとめちゃくちゃ悔しがり、
給食のおかわりのジャンケンですら勝たないと気が済まないタイプだった。

そんなTOM少年が大好きだったのは「漫画」
父親が漫画好きで家にたくさん漫画が置いていたので、当時は色んな漫画を読み漁った。

その時特に読んでたのは
「ドラえもん」とか「エスパー魔美」とか「オバケのQ太郎」などの藤子・F・不二雄作品。
今も藤子さんの漫画は大好きだ。

特に好きなのは「藤子・F・不二雄短編集」ってやつ。シリアスですごい引き込まれるんよな、おすすめ。

家にある藤子作品をを読破し
暇を持て余してたとき、
本棚の奥にちばてつやさんの「あしたのジョー」を見つけてしまったTOM少年。

ドヤ街でうろつく不良の青年、矢吹丈のパンチを
偶然見た元プロボクシングのトレーナーが
矢吹をプロボクシングの世界へと誘う、
初めはまったく乗り気じゃない矢吹も
丹下の熱さ(しつこさ)に少しずつ
ボクシングにのめり込んでいくというのがあらすじ。


全巻一気読みして
躍動感あるボクシングの試合の描写や、矢吹の生き様に衝撃を受けた。

さらにすごいと思ったのは
主人公が最強すぎないところ。

それまで見てたバトル系漫画やスポーツ系漫画は
わりとみんな強い。

サッカーのゴールキーパーがでかい魔神を出すとか...

それももちろんすごく奇想天外で楽しかったけど
あしたのジョーはそうはいかない。



割とボコボコになります(笑)




けどそこが肝。
そこに「一生懸命負けることのかっこよさ」
が詰まってる。

世の中に生きてるとなにかと比べられたり、勝負しなきゃいけなくなって勝ち負けが決まる時がある。
そりゃ勝てた方が嬉しい、勝てたら勝ちたい。

けど懸命に立ち向かって完全燃焼した後
負けて真っ白になる。
そういうかっこよさをあしたのジョーで学んだ。

負けてカッコ悪いことなんかない、
たぶんやり切ることに意味があると思います。

あしたのジョー、おすすめです。


以上になります。
読んでいただきありがとうございました。
TOMでした。
Note初めて見て、こういう好きな漫画を勧めるの、やってみたかったんです。
これからも読んでくれると嬉しいです。


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