読書記録2018年

note、久しぶりになってしまいました。文章を書いていない間にも、多くの感動体験があり、そのたびにインスタグラムは更新していたのですが、やはり長文となるとなかなか書く気になれませんでした。

タイトルの通り、今回のnoteは、読書備忘録です。先日幼なじみと「最近、どんな本読んでるの?」という話から、自分の携帯にメモ書き程度に残しておいた読書記録を見せつつ話をしていたら、とても話が盛り上がりました。久しぶりに本の話で盛り上がることができ、とても気持ちの良い時間を過ごせたので、読書記録を本格的に続けようと決心しました。noteに読書記録を残そうと考えた理由としては、メモ書き程度の読書記録だろうと、ネットに挙げたら他者から何かしらの反応があるのかもしれないということを期待しているからです。誰かからの反応があると、いいな。ということで、早速2018年に読んだ本です。(この時はまだ読んだ本だけの、本当のメモです。あしからず。)ちなみに、感想は書きません。感想を言語化できるだけの能力が身についたら(まぁ、気が向いたら)、書きます。

2018年読書記録

悪童日記●アゴタ・クリストフ
ふたりの証拠●アゴタ・クリストフ
第三の嘘●アゴタ・クリストフ
国宝●吉田修一
たゆたえども沈まず●原田マハ
神の子たちはみな踊る●村上春樹
たのしい不便/福岡賢正
愛と欲望の雑談/岸政彦、雨宮まみ
断片的なものの社会学/岸政彦
ビニール傘●岸政彦
はじめての沖縄/岸政彦
女子をこじらせて/雨宮まみ
東京を生きる/雨宮まみ
サラダ記念日/俵万智
ナナメの夕暮れ/若林正恭
表参道のセレブ犬とバーニャ要塞の野良犬/若林正恭
玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ/岡野大嗣、木下龍也
つかのまのこと●柴崎友香
ウソを愛する女●岡部えつ
真木悠介 南端までー旅のノートからー/真木悠介
いびつな夜に●加藤千恵
迷子の自由/星野博美
女のいない男たち●村上春樹
虞美人草●夏目漱石
三四郎●夏目漱石
ティファニーで朝食を●トルーマン・カポーティ
ライ麦畑でつかまえて●J・D・サリンジャー
日本の歴史 漫画 1-4
ルビンの壺が割れた●宿野かほる
i ●西加奈子
美術ってなあに?スージー・ホッジ
合計31冊(内小説17冊)

●が小説、その他は新書やエッセイなどです。今回note掲載のために、作者を追加しましたが(携帯のメモには、タイトルしか書いていなかった)、作者も知らずに読んでいた作品が何冊かあるのと、この年から、人に勧められた本は興味がなさそうな分野の本でも必ず読むことを決意したので、こうやって振り返ると、あまり自分では選ばないような本ばかりが並んでいます。オススメ本の中には、全く興味をそそらない本があり、ページをめくるのが嫌になるような本も何冊かありましたが、今となっては自分の好みを形作るために必要な時間だったと捉えることができます。自分の好きなモノを知るためには、自分が嫌いなモノを知る必要があると、たくさんの本が教えてくれました。

この年に読んだ本で特に思い入れがあるのは、『断片的なものの社会学』と『ティファニーで朝食を』かなぁ。前者は、大学に入りたての頃、面白い講義があって、その面白さの根源となる学問は一体何なのだろうと先生に質問したところ、「社会学じゃないかなぁ。」と答えをいただき、そこから自分なりに社会学者の本を読んでいました。しかし、初学者向けの社会学本って、ないんですよね。ない、というか、探せない、というほうが正しいのかも。初めはやはり、「社会学ってどういう学問なんだろう?」と疑問を持つので、その概要がまとめられた本を探すのが一般的だと思うのですが、社会学という学問は、他の学問と比べて学問上の性格を示しにくいため、いわゆる概要本がないのです。社会学とは社会、つまり、人と人とがどのようにかかわって世の中が成立しているのかを明らかにする学問なので、広義でいえば国際交流などが挙げられ、狭義でいうと恋人との関係性を示すことができる学問だからです。だから「○○の社会学」という枠組みをまず決定しないと、そもそも研究が出来ないので、その○○に当てはまる部分をモヤモヤした気持ちを抱えながら探していました。そんなときに、ある先生からオススメしてもらったのが、この本です。この本に出会えたおかげで、「岸先生の社会学」に興味をもつことができました。

断片的なものの社会学

後者の『ティファニーで朝食を』は、高校生の頃読んで、「なにこれ、全然面白くないじゃん…」と思っていたのですが、この頃よく村上春樹自身の本をよく読んでいて面白かったので、もう一回なんとなく読み返すことに。すると、すらすら頭に入ってきてわくわくするほど面白いと感じました。あぁ、あの頃はこの作品を読むための力が身についていなかったのだな、と自分の成長も感じることができたので、再読って大切ですね。読み返してよかったー。

画像2


こんな感じで、2年前の読書記録はここで終了!次回は2019年に読んだ本を整理します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?