コンビニバイト

気怠いコンビニバイト、いつも通りあくびをしつつ時計の針が廻るのを待つ。が、今日は違った。

午前0時、鉄塔のスピーカーが唸りを上げた。
「皆さん、こんばんわ。町内掃除の時間です。」
いやいや、こんな時間に何言っているんだ…。

近所迷惑もいいところだ。
ふと、外を視ると猛スピードで霊柩車が何台も走っている、信号が変わり。
横断歩道を人が歩いている。
「あ…。轢いた。」
人がコークスクリューしながら空を飛ぶとはいやはや。
倒れている人の隣に霊柩車が停まり助手席からピエロの覆面をした人物が降りてきたではないか。

霊柩車の後ろを開き、人を引き擦り込んで…。扉を閉じた。
そして、助手席に戻り。
「ん?マジかよ!」
霊柩車は猛スピード猪突猛進で俺の居るコンビニに向かって来た。
俺は裏口から逃げた。
此処から、まさかあんな散々な目に合う日々になるとはいやはや…。

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