日本へ帰る感覚

【フィリピン・マニラ滞在記 #006

フィリピン・マニラに渡航し、働き始めてから3ヶ月が経過した。自分の立ち位置を少し振り返ってみよう。

【もはや日本に帰りたいという強い気持ちは消えた】

フィリピン・マニラで働き始める前に、フィリピン第二の都市、セブで語学留学をしていた。その時は、1日10時間以上を英語の学習に費やしていた。セブに留学をしていた期間が3ヶ月ほどなので、働き始めてから合わせると半年以上フィリピンで生活していることになる。さらに言えば、前職の仕事を辞めて留学するまでの間に東南アジア旅行を1ヶ月ほどしているため、7ヶ月以上日本にいない1年だった。

一時帰国を何度か挟んでいるものの、今回の帰国を前にして不思議と日本に帰りたいという気持ちを強く抱かない自分がいることに気づく。フィリピンで生活をしていて、「日本だったらこうなのに…。」と思うことはママあるけれども。日本に帰る日を直前に控えていても、全然ワクワクしない自分がいて、本当に不思議な気持ちでいっぱいだ。

フィリピンに来ている周りの日本人と比較すると、他の人たちは日本に帰ることを楽しみにしている、心待ちにしている、といった様子なのだ。この辺が既にもう感覚がずれているのかもしれない。

フィリピンに来ている駐在の人たちと比較することは簡単だ。彼らは、自ら選んでフィリピンに来ているとも限らないし、事ある毎に「日本はこうだ」と発言する。数年の任期で日本に帰るという認識がそうさせるのだと思う。彼らの根っこは、常に日本にあるのだ。そして、日本の日常に戻れる事を心から喜んでいるのだ。

さて難しいのが、現地採用でこちらに来ている人の心情だ。彼らも日本に帰る事を心待ちにしていることが多い。FBでも、「これから日本に帰ります。楽しみ♪」という投稿を見るけれども、この心情に至るのは、やはりフィリピンという国に根を張っていないのかなと思ってしまう。

僕自身といえば、日本に帰る理由は友達に会うくらいのもので他には特に思い当たる節がない。この心情の違いは、「もう日本を拠点にして生きていく」という気持ちが全くないからかもしれない。当面は、東南アジアで生きていく・生きていくだろうと思っているので心は既に日本を離れているのだ。

【3ヶ月という期間】

気がついたら時間が過ぎていたというのが正直なところだ。先にも触れたセブ留学の際は語学学習がメインだったせいか、働き始めてからの3ヶ月と比較すると時間がゆっくりと流れていた気がする。社会人を始めた時も、日々の生活であっという間に時間が過ぎていくことを感じていたが。

職場にも仕事にも完全に慣れて日々変わらない毎日を過ごしてしまっている自分にふと嫌気がさす時もある。語学留学と働き始めた3ヶ月と同じ時間のはずなのだが、どうも働き始めてからの方が成長している感じが全くしない。

何ができるようになったのか考えてみた。


・ひたすら、フィリピン・マニラという空気に慣れた
・フィリピンで一人で生活することに慣れた
・職場、仕事に慣れた

以上。終了。何も成長していないという事実に愕然とせざるをえない。フィリピンの人とも、社内でもあまり関わりを持てていないを思う。通い詰めているカフェでは、だいぶフレンドリーに接しているつもりだが。

【現在位置の確認】

2ヶ月が経過した時点で、


・英語2時間
・プログラミング 2時間
・ブログ 1時間

ということを目標に掲げてきた。実際のところはどうなのだろうか。


・英語2時間 → ほとんどできていない
・プログラミング 2時間 → 全くしなかった
・ブログ 1時間 → 少しずつ進めていた

僕の場合、必要に迫られる、追い詰められないとなかなか実行に移せない。日々の習慣の中に、取り込んでいきたいと思う。セブでの3ヶ月あれだけ、ストイックにできたのだから。

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