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【所感】安心葬儀のアンケート調査について

ポータルサイトの安心葬儀を運営する株式会社エス・エム・エス様が8/24に発表した「5年以内に喪主を務めたことのある方7,486人に葬儀種別・費用についてのアンケート」はご覧になられましたでしょうか。

喪主経験者を対象にした定量調査はスクリーニングでコストがかかるうえ、
かつ調査人数が1,000名を超える大型調査は非常に興味深いです。

調査概要は下記のように記載されています。

実施期間:2023年7月11日(火)~2023年7月20日(木)※地域ごとに段階的に実施
調査対象:北海道、宮城県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県在住の40代以上の男女 77,918人。各グラフは5年以内に葬儀の喪主を経験したことのあることを条件に絞り込みを行っている。
属性:40代25,659人、50代26,059人、60代以上26,200人
調査方法:Webを使用したアンケート


喪主世代である40~60代にセグメントしているところがいいですね。

調査結果は6つありましたが、私は

■5年以内に実施した葬儀種別の調査結果
■葬儀一式費用の調査結果

に注目しました。

「5年以内に実施した葬儀種別の調査結果」を見てみると、
家族葬が約60%、一般葬が26.3%となっており、一般葬のニーズ根強くあるとサイトに記載されています。

私は下記2点が気になりました。

①コロナ前とコロナ禍が複合していること
②調査エリア下記エリアで、かつ、県単位であること
※北海道、宮城県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県であること

①については、コロナ前においても家族葬は増えていましたが、コロナ禍においては致し方なく家族葬という施行もあったはずです。

②調査エリアが地方になっていることと県単位と幅が広いので、若干地域性がありそうです。
なぜこの10県を選択されたのかがわかりませんが、もしも東京都や大阪府を入れると数値に変化があるかもしれません。

次に葬儀一式費用の調査結果です。

最初に考えたのは直葬の調査結果上の平均単価が高いことです。
結果は税抜きなのか税込みなのかは記載されていませんが、
露出量の多さで最安値は「よりそうお葬式」だと思いますが、よりそうお葬式の火葬式の税込み価格と比較しても
約156,000円の差があります。現実が垣間見えます。

また、前述のとおりコロナ前、コロナ禍も複合されているので、額面通り見てはいけないように思います。

但し、これを見た生活者は違う感情や思考を持つかもしれません。
安心葬儀はこの調査結果をPRにも使われていますし、サイト内に記載することで公平性や安心性、安さのベネフィットを伝えたいのではと思いました。

これは私の所感ですのが、あなたはどのようにお考えになりますでしょうか。

今回は以上です。

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