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【擬獣大空襲】デッキ紹介

任意のデュエリストです。
皆さま有意義なGWを過ごされましたでしょうか。
「ヤスミナニシテタノ?」自分はというと…ええと…デッキを考えたり…ステイホームで…デッキを組んだり…して過ごしていました。平常運転です。

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今回も懲りずにカジュアルデッキ紹介のような何かをしていきます。

前置き・デッキコンセプト

先日《重爆撃禽 ボム・フェネクス》というカードを手に入れまして。

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鳥獣族かな? いいえ、れっきとした炎族モンスターです。

炎属性らしくバーン効果を持っています。パッと見の印象ではさほど派手な効果とも思えませんが、こう見えて炎族唯一の制限カードに指定されている実力者である。(ワンキルパーツになるらしい)
おとなしそうなあの子が実は……みたいなギャップを感じて良いですね。

こいつの融合素材が「機械族+炎族」であることから、
霊使いストラクで登場した《憑依覚醒-大稲荷火》によって強化されていたそうな。

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獣みたいな顔してるだろ。炎族なんだぜ。
こいつら「憑依覚醒」シリーズは、自身と同じ属性の下級モンスターと魔法使い族モンスターを場から墓地に送ることでデッキから出てこれるかなり珍しい召喚条件を持ちます。
《メタル・デビルゾア》みたいなヤツです。

「憑依覚醒」モンスターはそれぞれ、自身の効果で場に出た時の固有効果を持っていますが、《大稲荷火》はというと…
相手モンスターの攻撃力分バーン!

また、場を離れると「憑依」魔法罠か「霊術」をサーチします。
《大稲荷火》の担当する「火霊術」は…
炎属性をリリースしてさらにバーン!

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つまり実質的に二種類のバーン効果を内蔵しているわけです。
何が彼をそこまで駆り立てるのか、敵!焼き殺さずにはいられないッ!という迸る熱いパトスを感じますね。

炎族の《大稲荷火》はデッキから直接出てきて《ボムフェネクス》の融合素材になることができます。おまけに《火霊術》までサーチできるので、

《大稲荷火》のバーン+《ボムフェネクス》のバーンで1200前後のダメージ、《火霊術》で《ボムフェネクス》を射出して2800ダメージと、相手依存の《大稲荷火》を抜きにしても概算で約4000のダメージが見込めます。
《大稲荷火》で首尾よく相手の大型を焼ければもうほぼ勝ちといっても良いでしょう。

………といった感じで、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》と《憑依覚醒-大稲荷火》の相性の良さがこちらのデッキ紹介↓に書かれており、思いっきり触発されました。ぜひ見てくれよな!

このバーン三連コンボでフィニッシュするデッキを組みたい!というのが今回の出発点です。

デッキの中身を考えるドン

コンボの必要パーツは……これだ!

・下級炎属性
・魔法使い族
・機械族
・融合ギミック

けっこう多いっすね?

まず魔法使い族と機械族の仲をイイ感じに取り持つカードやテーマをパッと思いつかない。どちらも種族単位での地力は高いイメージですが…

例えば《ジェットロン》を魔法使い族《サクリファイス・アニマ》にして自己再生すれば魔法使いと下級炎属性・機械族の片方はクリア。それはいいとして融合はどうすれば…?
機械族と炎属性といえば「スプリガンズ」…? 魔法使い…融合テーマ…シナジーを考えながら…うーん…


_人人人人人人人人_
> めんどくせえ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


ということで辿り着いたのが、
《レスキューフェレット》で素材を直接出す方法でした。

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可能性の獣。以下のような手順で「下級炎属性」「機械族」「魔法使い族」「融合」を一度に出力できます。

準備するもの:
《レスキューフェレット》
自分の場にリンクマーカー3つ(リンクモンスター1体以上)

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①《レスキューフェレット》で「下級炎属性」「魔法使い族」「機械族」を一気にリクルート(レベルが合計6)

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②リンクモンスターと《ボルト・ヘッジホッグ》で
融合要員《プロキシー・F・マジシャン》をリンク召喚

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③場にチューナー《シャドール・ファルコン》がいるので《ボルト・ヘッジホッグ》蘇生
④《ファルコン》と《キット》で《憑依覚醒-大稲荷火》を特殊召喚
⑤《大稲荷火》《ヘッジホッグ》で《重爆撃禽 ボム・フェネクス》融合、《火霊術-『紅』》サーチ

《ボムフェネクス》《プロキシー》《火霊術》で三枚、《プロキシー》の②効果でモンスターを出せれば四枚のカードを場に用意できます。
《ボムフェネクス》のバーン最低値が900~1200になるわけですね。相手のカードも枚数に数えるため、実際はもう少し伸びるでしょう。

《フェレット》の代わりに《パケットリンク》でも全く同じ動きができますが、罠の遅さが若干気になったのと、何よりアクセスが楽だったので《フェレット》を採用しました。
それもこれも鉄獣戦線とメルフィーのおかげです。

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もう一回デッキ画像をドン。

獣たちがアップを始めた

デッキの大半を占める鉄獣戦線とメルフィーの解説をざっくりと。

今をときめく【鉄獣戦線】は《フラクトール》《キット》二種類の炎属性下級モンスターを擁しており、《シュライグ》の墓地効果で「除外されているビーストの数以下のレベルを持つビーストをサーチ」できるため、
・戦線維持
・フェレット他、ビーストのサーチ
・各種リンク素材等
・リンクモンスターの用意
と多岐にわたって活躍します。

下級鉄獣戦線の共通効果でリンクモンスターを出すとリンク素材縛りがかかって《ボルト・ヘッジホッグ》をリンク素材にできないため注意。
この効果を使うのであればビースト二体で《プロキシー》を出したり、ターンをまたぐなどして縛りを回避する。

また《フェリジット》《ベアブルム》で手札交換ができるのも気が利いていて、可能であればデッキにいてほしい《大稲荷火》《火霊術》などをそっと戻して手札の質を高めてくれます。

全体的に仕事が多く、デッキの潤滑油というにはちょっとギトギトしすぎてて胃にズンときますね。どういう例えだ?

続いて【メルフィー】
主な役割は《レスキューフェレット》のサーチ。
《メルフィー・キャシィ》からあらゆる獣族にアクセスできるので、

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《キャシィ》をサーチできる《森のメルフィーズ》成立を目指します。

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星2モンスターを2体並べれば《フェレット》を持ってこれると言い換えてもいいです。

《魔獣の懐柔》《レスキューキャット》といった強力な初動に加え、こんだけいればまあなんとかなるだろというレベル2モンスター群でなんとかして《森のメルフィーズ》に繋げます。

《魔獣の懐柔》…レベル2以下獣族3体をリクルート。獣族縛り
《レスキューキャット》…レベル3以下獣族2体をリクルート
《鉄獣戦線 ケラス》…星2獣族。ビーストを捨てて手札から特殊召喚
《魔轟神獣ケルベラル》…星2獣チューナー。捨てられると自己再生
《魔轟神獣アバンク》…星2獣チューナー。魔轟神獣を捨てて蘇生

《シャドール・ファルコン》《ボルト・ヘッジホッグ》もレベル2なので、いざとなればX素材に使えます。

《キャシィ》《フェレット》を素引きしていたら《メルフィー・ポニィ》か《メルフィーのかくれんぼ》をサーチします。
《ポニィ》は墓地からローレベル獣族を回収、《かくれんぼ》は獣族の破壊耐性と獣族専用《貪欲な壺》効果があり、どちらも持っていると嬉しいカードです。《かくれんぼ》が優先かな。

獣二体が並んだら《わくわくメルフィーズ》を作ったりもします。

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相手ターンに墓地の《森の聖獣 カラントーサ》を呼び出して妨害に一枚噛んだり、ATK2000のダイレクトアタッカーとしてキルラインを下げつつ《アーゼウス》になれたりと非常に小回りが利きます。

他採用カードふんわり解説

・《獣王アルファ》
11期のパンクラトプス。後攻の露払いに。

・《バージェストマ・ディノミスクス》
《マクロコスモス》などの致命的なカードの処理や、《シュライグ》で対処しにくいモンスター効果耐性持ち対策。手札を効果で捨てるため「魔轟神獣」「シャドール」と少しシナジーし、罠の発動にチェーンしてレベル2モンスターとして墓地から出てくるのもベネ。枚数増やそうかな…

・《ツインツイスター》
羽根箒になるかも。

・魔轟神獣
《ケルベラル》を捨てて墓地の《アバンク》を出すと、召喚権を使わずにレベル2獣族を二体並べることができます。
《わくわく》などのX召喚に使って《アバンク》の除外デメリットを踏み倒し、墓地の《ケルベラル》を《メルフィー・ポニィ》などで回収すれば同じ動きを毎ターン繰り返せるのだ。強え~~!(やるかどうかは別)
《キャシー》はお試し採用中なので入れ替わるかも。

・シャドールギミック
必要最低限の枚数で機能するネフィリムループを採用しました。
主に《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》→《影依融合》に繋ぎます。
・《エルシャドール・ネフィリム》を出す
→シャドールカード《影光の聖選士》を落とす
→《ネフィリム》が墓地へ行くと《聖選士》を回収
→《聖選士》で《ネフィリム》蘇生(シャドールを落とす)
→《ネフィリム》が墓地へ行くと《聖選士》を回収…(以下ループ)

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融合素材にしたりネフィリムで落とした《シャドール・ファルコン》を蘇生かリバースして場に出すことで、《フェレット》効果のリクルートに必要なリンクマーカーが2個で済みます。(その場合、レベルの合計が6になるように星2《ヘッジホッグ》星4炎属性《フラクトール》を出す)
《ネフィリム》は使い勝手のいい強力なモンスターなので、戦線維持にも一役買ってくれます。

・《戦華盟将-双龍》
バウンスおじさん。増Gや何らかの妨害を受けて思うように展開できなかった時、とりあえず置いてターンを返すために入っています。正規召喚するつもりが全くない。

・《おジャマ・エンペラー》
「鉄獣戦線の効果で出せる」かつ「下向きマーカーを三つ持ってる」条件に当てはまるのが《焔凰神-ネフティス》《王神鳥シムルグ》かこいつの三択で、《王神鳥シムルグ》がリンク素材にできないため消去法で二択になり、なんとなく採用。ただ、正直なくてもいいかなと思い始めている枠です。正規召喚するつもりが一切ない。

採用候補カード

・イビルツイン
《Live☆Twin キスキル》《Live☆Twin リィラ》がそれぞれ相方をリクルートできるレベル2ということで《森のメルフィーズ》に繋がりやすく、リンク体イビルツインの存在からリンクマーカーも安定して確保できるので、こっちを中心にデッキを組んでも面白そう。

・《ジェット・シンクロン》
ご存じ手札一枚切って自己再生奴。こいつと《大稲荷火》で合計レベルが6になるので(大稲荷火のバーンを諦めれば)マーカー2個で《フェレット》が機能するし、ステータスのおかげで《ボムフェネクス》とも相性がいいのは確かなんですが、素引き時の役割が特にないので採用見送り。

・《烏合無象》
《おジャマ・エンペラー》と合わせて「適当な獣族をマーカー三つに変換できるカード」になる。一時入ってたけど《おジャマ・エンペラー》の立場が危うくなるにつれて重要度が下がり、とうとう先に抜けた。

・《融合》
あるいは《置換融合》。《アナコンダ》で撃って《プロキシー・F・マジシャン》の役割と兼任させればエクストラを一枠開けられる!?と思ったけど、素引きが嫌すぎて踏み切れなかった。

・シャドール融合体
魔法使い族の《ミドラーシュ》《アプカローネ》と機械族《シェキナーガ》が候補。シャドール成分を濃くするならありかな~と思うもののエクストラ枠がひたすらきつい。

おわりに

ビースト連合軍だけでも十分に戦えるポテンシャルがあり、初動札を10枚以上積めることから安定感もかなり高いです。
「コンボデッキにおいてもコンボ以外の勝ち筋を用意するのが重要」とどっかで見ましたが、ちゃんとデュエルを楽しめるデッキになったと思っています。まだしっかり回せてないんだけどね。

デッキ名は【擬獣大空襲】フェイクビースト・エアレイドです。

コンボの重要パーツ《重爆撃禽 ボム・フェネクス》《憑依覚醒-大稲荷火》《ボルト・ヘッジホッグ》《シャドール・ファルコン》といったビーストっぽいけどビーストじゃない面子と、ボムフェネクスの原作での効果名「不死魔鳥大空襲」フェネクス・ビッグ・エアレイドから取りました。


やめて!「十二獣」が環境で暴れているからって、《炎舞-「天璣」》を焼き払われたら、フラクトールで獣戦士族と繋がってるトライブリゲードの初動まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないで《炎舞-「天璣」》!あんたが今ここで倒れたら、エクレシアやアルバスとの約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ドラグマに勝てるんだから!

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次回 『炎舞-「天璣」死す』 デュエルスタンバイ!


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