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【裏サイバー流 幻影狂戦士】(うらさいばーりゅうファントムバーサーカー)

任意のデュエリストです。
デッキ紹介のような記事も三回目になりました。

タイトル画像のむさ苦しい男の横に《オルフェゴール・ガラテア》ちゃんがいる事からも見て取れるとおり、
今回は【オルフェゴール】を使ったデッキです。微妙な表現。

【オルフェゴール】デッキというには憚られる感じになったので、あらかじめご了承いただきたい。

画像11

※6/4追記 ちょっと調整しました。
※6/6追記 【彼岸】の可能性について追記。


今日の最強カードは《狂戦士の魂》

書いた人:暇つぶしで書き始めたnoteに早くもネタ切れの気配が漂う。もっぱら身内決闘者です。


1.構築経緯


【オルフェゴール】

OCG10期バックストーリーの【星遺物】を巡る勢力であり、闇属性・機械族モンスターが属するカテゴリである。
高い安定感を持ち、攻守にわたってバランスがよく、展開力と持久力にも優れている。

こう書くといかにも強そうだが、実際強いのだった。

初めて触った時に「違う」と感じたのを今でも思い出せます。
それまで使ってきたどのデッキをも超えている凄味を感じたッ!
エンジン音だけ聞いてブルドーザーと認識できるようにわかったッ!


環境での活躍……を通り越して、もう長らく環境に君臨しているため、さすがにキーカードの《オルフェゴール・ディヴェル》《オルフェゴール・ガラテア》に規制がかかり、デッキパワーを減じることとなった……


……かと思いきや、《宵星の騎士ギルス》とかいうぶっ壊れの登場で、全決闘者が当惑したのも記憶に新しいですね。

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【ギミック・パペット】の初動


《トロイメア・マーメイド》の禁止と合わせて計三度の制限を受けながらもいまだに最前線を走るオルフェゴール。

自分も触った当初は「ヒューッ!つええ!たーのしー!」となっていたものの、ちょっとガチ寄りすぎて、中堅~環境下位ぐらいの「ややカジュアル帯」で遊ぶには馬力がありすぎる感が否めませんでした。
(※この辺の考え方はデュエリストによります)


軽くデチューンしようかなと思った矢先、

俺に電流走る―――!


これだけ強かったら、"あれ"を使うのにちょうどいいんじゃね!?


デッキ構築の考え方の一つに、地力のもうひとつなファンテーマやマイナーカードを活躍させるために、パワーのあるカテゴリを組み込んで補助するというものがあります。介護とも呼ばれる。

オルフェの十分な安定感があれば、持て余していたあの有名マイナーカードがとうとう日の目を見るかもしれない。

それが…………



「なに勘違いしているんだ」
「ヒョ?」
「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」
「な~に言ってんだ、もうお前のモンスターは全部
攻撃を終了したじゃないか」

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(♪ テー テテテー↑テテテー↓)
「速攻魔法発動!
《狂戦士の魂》(バーサーカーソウル)!」



…でおなじみ、《狂戦士の魂》です。



2.バーサーカーソウルを使う


オルフェゴールで《狂戦士の魂》を使う理由を見ていく前に、まずはどんなカードだったか軽くおさらいします。

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テー テテテー↑テテテー↓(♪ クリティウスの牙)

《狂戦士の魂/Berserker Soul》
速攻魔法
「狂戦士の魂」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが直接攻撃で相手に1500以下のダメージを与えた時、手札を全て捨てて発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、それがモンスターだった場合、
そのモンスターを墓地へ送り、相手に500ダメージを与える。その後、
モンスター以外がめくられるまでこの効果を(最大で7回)繰り返す。
めくったカードがモンスター以外だった場合、そのカードをデッキの一番上に戻す。

手札を全て捨て、効果発動!
こいつはモンスター以外のカードが出るまで、8枚までカードをドローし、
墓地に捨てるカード…
そしてその数だけ、相手ライフに500ポイントのダメージを与える!
(中略)
さあいくぜ!まず一枚目!ドロー!
モンスターカード!《クイーンズ・ナイト》を墓地に捨て
《魔導戦士 ブレイカー》追加攻撃!
二枚目ドロー!モンスターカード!
三枚目!モンスターカード!

ドロー!モンスターカード!ドロー!モンスターカード!
ドロー!モンスターカード!ドロー!モンスターカード!
ドロー!モンスター…

もうやめて!遊戯!

OCGのルール上、とっくに0になった羽蛾のライフには追撃できないけど
500 x 8 = 最大4000のバーンダメージよ!

ちなみにOCG版はデッキトップをめくるだけでドローはしないわ!
(細かい違いだが、「カードをドローできない」制約にかからないZE☆)


ご覧の通り、決まればデカい!

けどご覧の通り使いにくい!

これで決めると芸術点が高くなるロマンカード。


「デッキトップのカードをめくって墓地へ送る」という処理を行うため、
なにげに【森羅】カテゴリと相性のいい一枚です。

また大量の墓地肥やしができる点では、オルフェゴールとも一定の親和性はあります。ただ、それだけの理由で普通のオルフェゴールに《狂戦士の魂》を突っ込んでもあまり噛み合わない。

アニメのままの「手札を全て捨てる」重いコストもそうですが、
なにより魔法・罠をめくるとバーンが途切れるのが使いにくいポイント。

決闘王(デュエルキング)のディスティニードロー力(ぢから)をもってすれば、普通に魔法罠を搭載したデッキでも使いこなせるかもしれませんが、我々はしょせん凡百の決闘者。
安定して最大ダメージを叩き出すには、デッキ構成を【フルモンスター】寄りにする工夫が必要になってきます。

しかし、そもそも《狂戦士の魂》を引けないとお話にもならない。

かといって魔法カードの《狂戦士の魂》自体を複数積みしたり、《速攻魔力増幅器》なんかのサーチ魔法を増やせば、それだけ八連打が途切れる可能性が高くなる。つらい。
デッキ内のモンスター比率をギリギリまで上げつつ、《狂戦士の魂》を手札に加える手段……魔法をサーチできるモンスターもほしいところです。

また、発動条件の一つ1500以下の直接攻撃ダメージも曲者で、
直接攻撃が通る状況といえば、相手の場にモンスターがいないか、ダイレクトアタック効果を持つモンスターで殴るかの二通りしかありません。

相手の場を更地にする方向で考えると、そのままモンスターを並べて総攻撃をかけて相手のライフを削り切った方が早い、という普通のビートダウンが目指す状況になりがち。(その方が強いのは言うまでもない)

このカードを通すために、このデッキではもう一つの手段、低攻撃力ダイレクトアタッカーを用意しておきたい。


まとめると、フルモンスター寄り(ほぼモン)構築で

・《狂戦士の魂》をサーチできるモンスター
・攻撃力1500以下のダイレクトアタッカー

をいかに両立するかが、バーサーカーソウルを使う上での肝になるのではないかと考えました。


3.バーサーカーソウルのサーチ


《狂戦士の魂》は何のカテゴリにも属さず、テキストに《ブラック・マジシャン》三幻魔のカード名が記されていたりもしないため、ひたすらドローソースを積むか、「魔法カード」「速攻魔法」のサーチ・サルベージといった汎用サーチに頼る以外ありません。

とりあえず魔法罠を手札に加える、といえば《魔導雑貨商人》でしょうか。
ほぼモンスターのデッキで使えば狙った魔法を引きやすい反面、リスクも相応にBIG。

一度《永遠の淑女 ベアトリーチェ》《ライトロード・ドミニオン キュリオス》で墓地に落としてから《混沌の黒魔術師》《覚醒の魔導剣士》で回収するのも考えたけど、ちょっと手間がかかる。

他に魔法サーチができるモンスターがいないか調べていくと、使い勝手の良さそうな候補が二つ見つかりました。

《アルケミック・マジシャン》でセット
《ヴァリアント・シャーク・ランサー》でデッキトップに置いてドロー

一つずつ見ていきます。

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《アルケミック・マジシャン/Alchemic Magician》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1500
魔法使い族レベル4モンスター×3
このカードの攻撃力は自分の墓地の魔法カードの数×200ポイントアップする。
また、自分のエンドフェイズ時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキから魔法カードを1枚選び、
自分の魔法&罠カードゾーンにセットする。

《アルケミック・マジシャン》の利点は単体で機能する点。また、デッキから場にセットするので《灰流うらら》にひっかかりません。
一方で、自分のエンドフェイズに発動する遅さが難点。相手のターンを凌ぐ必要があります。


続けてもう一つの候補、《ヴァリアント・シャーク・ランサー》。

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シャークさんのマジックコンボだ!

《ヴァリアント・シャーク・ランサー/Valiant Shark Lancer》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/獣戦士族/攻2500/守1600
レベル5モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターを破壊する。
自分フィールドに他の水属性Xモンスターが存在する場合、
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドの他の水属性Xモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。

ザ・セブンス・ワンを置けるねって感じの効果。
こちらの利点は、ドロー手段さえ用意できれば、サーチしたターンに《狂戦士の魂》を撃てる点。
こっちでも《灰流うらら》をかわせますね。
効果の発動条件から、コンボに必要なカードが《アルケミック・マジシャン》より多くなるのがデメリットです。こればかりはどうしようもない。
また、デッキトップ操作後にシャッフルが挟まらないように動く必要があります。


どちらも一長一短ですが、自分の構築スキルなどと相談して《アルケミック・マジシャン》を採用しました。

《アルケミック・マジシャン》の素材は星4魔法使い族3体。
正規召喚には少し手間がかかります。

しかし闇属性Xモンスターであることから、《RUM-幻影騎士団ラウンチ》ズルして出すことができます。

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《RUM-幻影騎士団ラウンチ/The Phantom Knights' Rank-Up-Magic Launch》
速攻魔法
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚し、このカードを下に重ねてX素材とする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。

X素材のないランク3闇属性Xモンスターをランクアップ、《アルケミック・マジシャン》をエクシーズ召喚(扱いで特殊召喚)!

《RUM-幻影騎士団ラウンチ》は「ファントム」に属しており、《幻影騎士団サイレントブーツ》あたりを墓地から除外してお手軽にサーチできます。

サイレントブーツを落とす経路は《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》などよりどりみどり。
オルフェゴールで展開しながら出せるラスティ・バルディッシュがよさげ。

X素材のないランク3闇属性エクシーズの用意も、
やはり【幻影騎士団】の力を借りるのが手っ取り早いです。

画像7

最近イラスト違いが出た

《幻影騎士団ブレイクソード/The Phantom Knights of Break Sword》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/戦士族/攻2000/守1000
レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):X召喚されたこのカードが破壊された場合、
自分の墓地の同じレベルの「幻影騎士団」モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1つ上がる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。

以下は一例です。

《幻影騎士団ブレイクソード》をエクシーズ召喚、効果で自身を破壊
→《幻影騎士団ブレイクソード》の効果で墓地のレベル3幻影騎士団二体を蘇生し、レベルを一つ上げる
→《ガガガガマジシャン》をエクシーズ召喚、墓地のブレイクソードを蘇生
→《RUM-幻影騎士団ラウンチ》を発動、素材のないブレイクソードに重ねて《アルケミック・マジシャン》をエクシーズ召喚

【幻影騎士団】は墓地で発動する効果を持ったモンスター・魔法罠が多く、墓地肥やしが重要な闇属性・戦士族カテゴリ。
闇属性の特殊召喚縛りをクリアできる点など、【闇属性】テーマ単位でオルフェゴールとシナジーがあります。

継戦能力の高い【オルフェゴール】でほどよくライフを削りつつ、【幻影騎士団】で《アルケミック・マジシャン》をエクシーズ召喚し、《狂戦士の魂》をセットするまでの流れができました。


3-2.彼岸(6/6追記)


《アルケミック・マジシャン》を使った魔法サーチには
①自分エンドフェイズと遅い
②場にセットするので除去対策が必要

の、二つの欠点があります。

②については一応、《宵星の機神ディンギルス》や《魔晶龍ジルドラス》でカバーするつもりでした。
それでも《狂戦士の魂》セット状態でターンを渡すのはかなり厳しいものがあるとは思っていて、せめて手札に加えられないか考えていましたが、
1つの可能性を見出したのでメモしておきます。


《彼岸の悪鬼 ハックルスパー/Calcab, Malebranche of the Burning Abyss》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守 0
「彼岸の悪鬼 ハックルスパー」の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外の
モンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードを持ち主の手札に戻す。

【彼岸】。
墓地に送られると様々な効果を発揮できるレベル3闇属性の悪魔たち。
幻影騎士団とも相性のいい連中です。
お仲間(彼岸モンスター)以外が場にいると勝手に爆死してしまうシャイな一面も持っている。


そんなハックルスパーくんの最後の効果にご注目いただきたい。

(3):このカードが墓地へ送られた場合、
フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードを持ち主の手札に戻す。

自分のカードも戻せる。
…これ、使えそうじゃん?


下級彼岸モンスターの共通効果である爆死は、チェーンブロックを組まない永続効果ではありますが、あくまで効果なので、効果で破壊されない耐性を付与されていたり、効果を無効にされていると処理されません。

そのため《彼岸の黒天使 ケルビーニ》のリンク先にいる間や、《魔界発現世行きデスガイド》で特殊召喚した場合などは爆死せずに済みます。

これを利用して、たとえば、
手札:《魔界発現世行きデスガイド》《RUM-幻影騎士団ラウンチ》
墓地:《幻影騎士団ブレイクソード》
場 :適当な闇属性モンスター(【A】)一体
デッキ:《幻影霧剣》、ファントム魔法罠
が揃っている時、

《魔界発現世行きデスガイド》召喚
→デスガイドで《彼岸の悪鬼 グラバースニッチ》特殊召喚
→《彼岸の黒天使 ケルビーニ》リンク召喚
→グラバースニッチ効果で《彼岸の悪鬼 ハックルスパー》をケルビーニのリンク先に特殊召喚
→ケルビーニ効果コストで《彼岸の悪鬼 アリキーノ》を墓地へ送る
→アリキーノ効果でハックルスパーの効果をターン終了時まで無効にする
→ケルビーニと【A】で《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》リンク召喚
→ラスティバルディッシュ効果コストで《幻影騎士団ラギッドグローブ》を墓地へ送り、効果でファントム魔法罠をセット
→墓地のラギッドグローブを除外して《幻影霧剣》を墓地へ送る
→墓地の《幻影霧剣》を除外して墓地の《幻影騎士団ブレイクソード》蘇生
→X素材のないブレイクソードに《RUM-幻影騎士団ラウンチ》発動、《アルケミック・マジシャン》にランクアップ
→エンドフェイズにアルケミック・マジシャン効果で《狂戦士の魂》セット
→相手ターンのスタートステップ、《彼岸の悪鬼 ハックルスパー》自壊
《狂戦士の魂》を手札にバウンス

……なんとか手札に来たZE!!


…………………
これ…エンドサイクに対処できなくね?


えーと…ダメかも!!!!!!!!

(ダメかもです。もうちょっと考えます…)


(※6/8 追記の追記)

「フリーチェーンでバウンス効果を使えるモンスター」はけっこういるんですが、対象が表側表示のカードに限られていることが多いです。残念ながら戻したいのはセットカード。
「フリーチェーンで自分のカードをバウンスできるモンスター」の条件に合うのは、それこそ《霞の谷の雷神鬼》ぐらいでした。

ただこいつ、素材の非チューナーが「ミスト・バレー」モンスター指定なんですよね。場を経由してバーサーカーソウルを手札に加えるためにミストバレーを混ぜる余地は正直、ない………
このへんが《アルケミック・マジシャン》でのサーチの限界か。


4.ダイレクトアタックを決める


続けて《狂戦士の魂》の着火役となるダイレクトアタッカーを用意します。
これは目星がついていて、

《サイバー・ダーク・エッジ》

を使おうと決めていました。


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《サイバー・ダーク・エッジ/Cyberdark Edge》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻 800/守 800
(1):このカードが召喚に成功した場合、自分の墓地のレベル3以下のドラゴン族モンスター1体を対象として発動する。
そのドラゴン族モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(3):このカードは直接攻撃できる。その場合、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ半分になる。
(4):このカードが戦闘で破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。

・ダイレクトアタック効果(まあそうだろ…)
・自身の効果での直接攻撃時、攻撃力が半減
・墓地の星3以下ドラゴンを装備(後述)

1500以下の直接攻撃ダメージをクリアできるため、攻撃力半減のデメリットは特に気になりません。

《オルフェゴール・クリマクス》の墓地効果でサーチできる闇属性・機械族であるため、オルフェゴールとも噛み合う一枚です。

また、このカードをサーチできる《サイバー・ダーク・カノン》には、
装備カードになっている時、装備しているモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に墓地を肥やせる便利な効果があります。
(攻撃宣言時ではないので、相手に攻撃される時でもいい)


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裏サイバー流のキーカード

《サイバー・ダーク・カノン/Cyberdark Cannon》
効果モンスター
星3/闇属性/ドラゴン族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから機械族の「サイバー・ダーク」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードを装備カード扱いとして装備しているモンスターが
戦闘を行ったダメージ計算時に発動できる。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
(3):モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

《サイバー・ダーク・エッジ》の召喚時に墓地のレベル3ドラゴン族を装備できる。つまりサーチ後に墓地にいる《サイバー・ダーク・カノン》をそのまま装備するデザインになっています。

戦闘を介してお好みでモンスターを落とせる《サイバー・ダーク・カノン》+《サイバー・ダーク・エッジ》はオルフェゴールの初動にもなり、幻影騎士団モンスターを落とす橋渡しの役目も担います。


【サイバーダーク】…削り・フィニッシュ
↑サーチ ↓落とす↓
↑    ↓【幻影騎士団】…《狂戦士の魂》サーチ
↑    ↓  ↑展開
【オルフェゴール】…初動・削り・戦線維持

おお、闇属性同士の連帯感よ。

相手LPが《サイバー・ダーク・エッジ》の直接攻撃+《狂戦士の魂》圏内の5200~4400以下になれば、カウンターを食らわないか状況も見つつ、ダイレクトアタックから勝負を決めに行きます。
わりといい感じにまとまったんじゃないかなぁ!?


相手の場が空いたタイミングを見計らって適当な下級モンスターで殴ればいいじゃんって? まあそれはそうだZE。


5.その他の採用カード

こんなんいいよ!ってカードがあったら教えてください。

・《ダイナレスラー・パンクラトプス》x1
最強のダイナレスラーモンスター。
またこいつかよ!
ほぼモン構築で《スキルドレイン》《マクロコスモス》に対処する方法を他に思いつかな……あ、《エキセントリック・デーモン》とかもあったか…
まあいいかこいつで。

・《魔晶龍ジルドラス》x1
自分の魔法罠が相手によってフィールドを離れた時、特殊召喚しながら魔法罠を回収できる星6闇ドラゴン。
魔法罠のほとんど入らないデッキに採用するのも皮肉ですが、セットした《狂戦士の魂》を除去されると切ないので、回収用にピン差ししています。

・《スクラップ・リサイクラー》x3
墓地に機械を落とせる便利屋。「スクラップ」カテゴリが成立するよりだいぶ前に世に出たらしい。

・《クレーンクレーン》x2
召喚時に墓地のレベル3を釣り上げるレベル3。ランク3《幻影騎士団ブレイクソード》を立てるために採用。

・《屋敷わらし》x3
主に《墓穴の指名者》対策の手札誘発娘。クレーンクレーンで釣り上げられるレベル3。

・《ジェット・シンクロン》x3
ご存じレベル1機械族チューナー。一枚でハリファイバーになり、《オルフェゴール・カノーネ》をリクルートして《オルフェゴール・ガラテア》をリンク召喚、自己再生後に除外されるのでガラテアの効果コストにまでなる【オルフェゴール】の初動。この無駄のなさは実質オルフェカード。
「ジャンク」サーチを使ったためしがない。

・《オルフェゴール・バベル》x1
フィールド魔法。オルフェゴールの墓地効果・リンクモンスターの効果をフリーチェーンにする必須カード。

・《幻影霧剣》x1
永続罠。ラスティバルディッシュでサイレントブーツを落とすために入れた。幻影騎士団を蘇生できる墓地効果もグッド!
ブレイクソードを蘇生するパターンが多くなると思う。


6.不採用カードあるいは採用予備軍


・《増殖するG》
大量ドローが見込める、ないし相手の大量展開を牽制できる。三積みでもいいかも。ただドローしすぎると《狂戦士の魂》を使う段になってデッキが残らないかも。いやそんなことある?

・《幻妖フルドラ》
召喚・特殊召喚時に手札を捨てて、捨てたカードの種類に応じて墓地のカードをサルベージできる上級魔法使い。回収したい《狂戦士の魂》を拾うには罠を捨てないといけない。
モンスターカードに偏ったこのデッキではコストの捻出が難しいか。

・《比翼レンリン》
装備カードになっている時、装備モンスターの元々の攻撃力を1000にして二回攻撃を付与する、レベル3ドラゴン族ユニオンモンスター。主に《サイバー・ダーク・エッジ》の効果で装備する。勝ち筋の選択肢になるかもしれないけど、コンセプトがぶれる。

・《甲虫装機 ギガマンティス》
装備カードになっている時、装備モンスターの元々の攻撃力を2400にする闇属性昆虫族。《ユニオン・キャリアー》で装備すると攻撃力1000アップの装備カードになるので、装備したモンスターの打点が3400になる。
という動きを難研N!さんの動画で見ました。なるほどなぁ~と思った。(怒られたら消します)

・《ドラグニティ-ファランクス》
装備カードになっていると特殊召喚できる星2・風・ドラゴン族。
《サイバー・ダーク・エッジ》で墓地から装備、特殊召喚してハリファイバーやユニオンキャリアー、レベル6シンクロになれる。悪くないかも。

・《アンクリボー》
自分・相手のモンスターを蘇生できる《死者蘇生》っぽいクリボーの系譜。オルフェゴールモンスターは《オルフェゴール・スケルツォン》で蘇生できるけど、それ以外の蘇生手段がなさすぎたので検討。

・未界域モンスター(追記)
書き忘れてたのをふと思い出した。いきなりババ抜きを始めるdanger!な奴らです。こいつらはなんていうか…好みの問題で採用してない…
オルフェゴールと相性がいいのは言わずもがな。
このデッキに入れるとしたら星3《未界域のツチノコ》を厚めに、《未界域のジャッカロープ》を少しか。


7.おわりに

白状しますと、当初はただ単にサイバーダークとオルフェゴールを混ぜようとしていました。

《オルフェゴール・クリマクス》で闇機械をサーチできるほか、墓地のモンスターを除外して闇機械を融合召喚する《オーバーロード・フュージョン》も相性よさそうだなと思ったんですが、やっぱり勝利をリスペクトすると【オルフェゴール】だけでいいじゃん、となってしまう。

なにか…裏サイバーを混ぜるいい口実はないか…

《サイバー・ダーク・ホーン》…守備貫通…
《サイバー・ダーク・エッジ》…直接攻撃…
《サイバー・ダーク・キール》の300バーンはマジでどうしようもないな…

…直接攻撃?………

あ、《狂戦士の魂》!

みたいな。

まだ実戦投入できてないので、回しながら逐次改善していきたいです。
《狂戦士の魂》二積みでもいいかなー。

今度の改訂でギルスが生き残れるか心配。


このデッキ自体はけっこう楽しい仕上がりになったと思いますが、
元々使いたかった闇属性・機械族のアイドル《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を使えてないのが心残りといえば心残りですね。

そっちはまたの機会にします。
機械だけにってな!



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すまん。


みんなもバーサーカーソウルで、ドロー!モンスターカード!


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