配車アプリの威力を感じる日々

威力(いりょく) とは? goo辞書

1 他を押さえつけ服従させる、強い力や勢い。

法律で、人の意思制圧するに足る有形無形勢力をいう。


1年ちょっと前に

子供たちの学校の下見のために、3泊4日で渡泰した。

その時は、学校に近い場所のホテルを取ったのだが、

空港からホテルの移動は、空港のタクシー会社のカウンターで手配してもらい、200バーツだった。

ホテルから学校への移動は、ホテルの受付で手配してもらい、200バーツだった。

そのたびに、手配してくれる人の笑顔に対して、

「コップンカー」と感謝で返していた。


しかし、1年後の現在、

配車アプリの「グラブ」と「ボルト」と「マキシム」を駆使して

生活し始めて気づいたことは、

あの距離で 200バーツは 高かった。

配車アプリを使えば、せいぜい100バーツだったろう。

つまり、環境客ということで、多めに徴収されていたのだ。



配車アプリを使いだして今まで、

1度も多めの金額を要求されたことはない。

端数のバーツはチップとして渡すけど、

相手から要求されることは一度もない。

その大きな理由は、

アプリ内に、星5つで運転手を評価する制度があるからだ、と思う。

お客を不愉快な思いをさせると、即座に星の数で評価され、

運転手の顔写真のそばの、数字に反映される。


私は 25年前に、タイに来たことがあるが、

その時は値段交渉が 旅の醍醐味だった。

油断すると、しょっちゅうぼられていたことを思い出す。

あの時のタイはスリリングだったけど、活気があった。

あんなに元気だったタイの人たちが、

いまは言葉を発さず

安全に目的地まで、届けてくれる。


つくづく思うのは、

配車アプリの威力はすごい。

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