【人狼】騎士いらなくないですか?

最近、YouTube等で人狼を観るのが好きなのですが、観ていて感じるのは騎士いらなくないですか?

というのは、ゲームバランスから見た話です。

騎士がいるということは、夜に守ってくれる可能性が高いので、占い師が1日目から安心してカミングアウトができます。だいたいの卓で、とりあえず『占い師(狂人)がカミングアウトする』からスタートするでしょう。

これは要するに初日からセオリーができてしまっているということです。セオリーができてしまうということは、パターン化してしまうことでもあり、飽きやすくなる要素ができてしまうのではないかと考えています。

自分はセオリーが出来やすいゲームは優れたゲームだとは思いません。みんな同じことをするので飽きやすくなります。なるべくどの盤面でも選択肢がある状態が優れたゲームだと思っています。なのでセオリーになる要素は、なるべく排除すべきだと考えています。

また、この人狼というゲームを最大限に面白くするには、それぞれのプレイヤーがゲームを進めるのちの行動、言動にリスクが常に伴うという状態を強制的に作り出されるのが1番面白いかなと思います。

騎士がいると占い師は初日からカミングアウトしやすいです。これを占い師をカミングアウトするという行為にリスクを増やせるともっと面白くなると思います。騎士がいないと初日に占い師がカミングアウトするのはリスキーでカミングアウトしずらいです。これが仮に占い師を偽る狂人であったとしてもその夜に優先的に狩られる可能性が高いです。なぜなら人狼側からしてみれば、市民側に考察させる情報を少なくできるからです。

占い師はなるべく、吊られないように意識して発言をする必要があります(特に初日は)。市民側も占い師だと微弱に表現していることをキャッチして占い師を吊らないようにしなければなりません。そして占い師がカミングアウトするときは夜に狩られる覚悟でカミングアウトしなければなりません。なるべく占い師が情報を多く落としたいならば三日目とか四日目とか日数が経ってからカミングアウトしたいとこです。しかし、日数が経つほどに吊られるまたは狩られる可能性があるので早めにカミングアウトしたいという欲求も生まれます。この葛藤が、占い師の負担を大きくさせます。

また、占い師を偽る狂人も同じです。撹乱する情報を増やしたいならなるべく日数を待ちフェイクカミングアウトしたいです。占い師と占いを偽る(狂人)はカミングアウトするタイミングがバラバラになる展開も増えるかなと予想しています。

要点をまとめると、騎士がいると
・初日から占い師がカミングアウトするセオリーができやすくなる
・初日から占い師がカミングアウトするリスクが低い
の2点から騎士はなくすべきと考えました。

騎士がいないと結果的にロジカルに考察できる要素が減ってしまうのはわかってますが、騎士がいると人狼が勝利する難易度が高くなっているのではないかと思ったんです。あと議論の流れが初日からパターン化しやすいなと思いました。これは、良いとは自分は思いません。

ちなみに自分は一度も人狼をやったことはございません。きっと何度も人狼をプレイしたことがある方からしては、それはすべきではないといった反論があるとは思います。しかし、未経験である自分目線からはそういう考えをもちました。

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