浮き輪も恋人になること知って私の中に革命がおきた
私がカウンセリングサービスを初めて1ヶ月くらいのときに
浮き輪フェチの男性がお話に来てくださいました。
SMなどメジャーな性癖やフェチしか知らなかった私にとってこの方のお話は衝撃的で、
「私の視野は狭い。もっといろんなフェチや性癖を知りたい。」
と思いました。
メッセージにて
「相談サービスでどこまでお話しして良いのやら、悩んでいるのですが、私の母親のフェチのことで、話しを聞いていただければと思います。
空気ビニールフェチ/ 浮き輪フェチというのですが、ご存知でしょうか?」
「母のフェチと言うよりは、祖母から母に、母から私に伝わったフェチと言う方が正しいかも知れません。
お話しを聴いていただけるだけで、幸いです。」
とご依頼があり、1時間弱くらいお電話でお話をしました。
浮き輪フェチとは
浮き輪を恋人と思うフェチとのこと。
同じフェチの方ともよくお話をするようですが、話す内容や流れが決まっているため新鮮な反応や意見がほしい、親のことなど深い話はあまりしないためコミュニティ外の人とお話がしたかったと言われていました。
お話の最初のほうは
浮き輪と性行為が結びつかず
「???」
という感じでただひたすらお話を聞いていました。
よく聞いていくと
人形のような形の浮き輪を使っている訳ではなく
よくイメージされるドーナツ型やボール型の浮き輪に跨り自慰行為をするようで
浮き輪フェチの方にとって浮き輪は恋人であるため、その行為はセックス、性行為と同じとのことでした。
祖母と母親の影響で幼少期から浮き輪フェチを刷り込まれたこと
自分がしている行為が自慰行為だということは、大学生のときにできた彼女に教えてもらったこと
祖母が撮った、母親にとってトラウマになるような浮き輪に関するビデオを見つけてしまい気持ちが辛くなったこと
などのお話をお聞きしました。
祖母がしたこと、母がしたことは
その方にとって良かったのか悪かったのか
私は判断できないです。
フェチコミュニティの方々と繋がり人と楽しむきっかけを作ってくれたからいいことをしたのか
マイノリティなフェチを幼少期のその方に植え付けたのは悪いことなのか
わからないです。
いろんな解釈はありますが
いちばん大切なことはその人がいま満たされているかということで
その人が満たされるように事実をどう捉えるか一緒に考えるサポートが出来たらいいと思います。
その方は浮き輪フェチに関するお仕事をしていて
なんやかんや楽しんでいるようです。
知らないことやその捉え方もいっぱいあって
戸惑うことも多いですが
知らない世界を知るのは楽しいです。
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