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ビットコイン怖いとその周辺の話



最近のビットコイン事情のまとめ

饅頭怖いと似たようなもんですが、
最近ビットコインETFなどが話題になりましたね。
最近あんまり追えていないビットコインのことをつらつら書いていきます。

そもそもビットコインってなんだっけ

ビットコインの当初のミッションは「政府に依存しない通貨の作成」でした
地球人類最大の単位「国」この特権である「通貨発行権」を国ではなく、
「人々の相互監視」によって成立させていこうという取り組みでした。
国による通貨の発行権は日本では日銀の政策委員会9人が最高意思決定機関になります。
1億人以上の人間に関係することを9人で決めるって不思議ですよね?
当然、人の決めることなんで誤りもあります。

なのでお互いの相互監視のもと通貨のやりとりをしようとはじまったのが
ビットコインのシステムです。
所詮膨大な人数のお金のやり取りを9人で把握しようなんて無茶です。
ビットコインはプログラムが記帳してくれるので人の意思が絡まない
本当の意味での人の経済活動を映す鏡としての機能が期待されました。

ビットコインの変遷

ビットコインは当初ほとんどオタクのおもちゃでしたが。
その匿名性と堅牢性、革新性に世界のマネーロンダリングに
はちゃめちゃに
使われました。

麻薬や売春、武器の密売、人身売買、こういった闇の金をビットコインに替えて取引をしはじめたのです。
はじまったばかりのビットコイン取引所は規制は緩く、今まではロンダリングにかかっていたコストを全部吹っ飛ばしてくれました。
慌てたのは政府です。

ただでさえ「通貨発行権」が脅かされそうな事態に、国内の危険テロ組織がお金を手に入れて力を増したら国はメチャクチャになってしまいます。
(※以下ビットコインをdisる資本家)

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/08/news095.html

https://jp.cointelegraph.com/news/sec-did-not-approve-or-endorse-bitcoin-with-etf-approval-gary-gensler

世界一位の富豪ルイヴィトンのオーナーは仮想通貨推進派
(ブランドビジネスの親玉だからそりゃまあね、、、)

なので、心ある?国や有力な投資家はビットコインをハチャメチャにdisります。
お金も権力もある人から見たらビットコインは治安の悪化や自分の資産を薄める、自分の権力を弱めるetc….などまさに良いとこなしのニューカマーなのです。


しかし、今まで世界中に眠っていたダークマネーのパワーはすさまじく。
またビットコイン億万長者の登場で民間個人の資金も流入。
ビットコインはまたたくまにその価値を上げていきます。
世界はビットコインの登場で安定からは程遠い状態におかれています。


黄色い線はビットコイン、下の線はSP500や日経平均
いかに政府が苦心をして経済を安定させていても、ビットコインはほぼ無法地帯

ビットコインは経済を映す鏡だったか?

「NO」ですね。上のグラフからもわかりますが。
このすさまじい乱高下はまったく経済の指標を表せていません。
ビットコインは中央集権的な管理者がいないため。
BTCを多く持っている人の独壇場になります。

また潜在的にBTCを多く持っていたのはお金のないオタクだったので彼らは高値時点でビットコインを売りさばき、円やドルを一杯もってほくほくしていたはずです。
彼らはお金をあまり使わない傾向があるので、そのお金でビットコインを買うことはないでしょう。。。
相場操縦し放題のクソ相場となったわけです。

また経済を映す指標になるには実際にこれが物の購入などに使用されなければいけません。
ビットコインで缶ジュースを気軽に買えますか?
明日には価値が20パーセント目減りするかもしれない通貨で自分の売っているものを売れますか?
そういうことです。

ビットコインは全くの無価値なのか?

これは難しいところですね。
現在、私たちがもっている「円」「ドル」「金」だって。
本当にその価値があるかは正直微妙です。
通貨の価値は「その通貨をどれぐらいの人が欲しいのか?」
で決まるためビットコインを支える電力、インターネット、ブロックチェーンシステムがある限りまったくの無価値になることは少ないでしょう。
このあたりが取り回しの重い貴重品「金」になぞらえて
ビットコインが「デジタルの金」と呼ばれる所以です。
つまり、ビットコインは普段使いの通貨ではなく、
有事の際に戦争関係国以外の安定通貨に変換するためのいわば「保険」
としての機能を担うようになる可能性があります。
つまり世の中が乱れれば乱れるほどBTCの価値は高まるのです。

政府の行う様々なビットコイン規制

そのものを抑えることは無理なので
取引所を狙って訴訟をしかけてバチボコに叩きます。
FTXの天然パーマことサム・バンクマン=フリードやBinanceのチャンポン・ジャオなどはアメリカ政府から目の敵にされて、いまボコボコに叩かれている真っ最中です。

BTC ETF

そして今回BTCETFなるものが登場しました。
これはBTCの価格に連動したETFを金融証券会社が取り扱うということです。
今でも自由に売り買いできるBTCに今更、旧体制の証券会社が殴り込みに来たわけですね。
金融証券会社に住む人たちは基本的にお金の亡者なので今までリーマンショックやらでさんざんイタズラをしまくり、相場を破壊して労働者を路頭に迷わせました。なので政府などから死ぬほど規制を受けてがんじがらめになっています。
既存のうま味が少ない商品ではなく、ここらで生きのいいBTC商品をいれて証券会社の顧客に買ってもらいたいって思惑もあるのかなって思います。
ただリスクの高いETFなので売れるかどうかは腕次第ってところでしょうか。


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