2022年卒業見込

自己を振り返るためにnoteを始めて、気づいたら1年と少しが経っていました。長かった就活がようやく終わったこのタイミングで、自分のこの1年、おもに就職活動について、書き残しておこうと思います。(と書いたのが2021年7月の終わり、下書きに入れて忘れていたまま2年も経っていました。)

終わってみてひとつ言えることがあるとすれば、就活、向いてませんでした!いやそんなのオレは就活向いてるぜ🎶😁の人の方が少なくてみんなそれぞれ苦しみながらやってるものだと思うのですが、私も多数派の1人だったということです。就活ほんと嫌だよね。でもジョブハントにおいて(特に文系に)本質的に求められる力、つまり自分を赤の他人に売り込む能力、そのために必要な説得力、自信、熱意、論理性…ってずばりそのまま「社会」で求められる力なのかなと思っていて(この「力」て概念この1年で急に私の人生に現れ死ぬほど聞いた言葉です、なんだよ力って…そんなの腕相撲にしか必要ないと思ってたよ)、ここでそれを発揮できない自分はやはり今後出ていく社会において役立たずなのかもしれないしこの苦しみは就職してからが本番なのかもしれないとも思う。今までって学校や先生からの評価、つまり学歴や成績がそのまま私の社会的な評価であった気がするけれど、もう学校も先生も私を守ってくれなくて生身ひとりで世と対峙し生きていかなくちゃいけないんだな、みんなと一律の基準のない「力」を自分でのばして測っていくのってとっても難しそう。人生は前途多難です。

就活してると人生の夢とか軸とか聞かれると思うけどあれが1番嫌でした。人生へのこだわりが本当に何もない。どんな仕事をして生きていきたいとか考えたことないし、お金持ちになりたいとか地元に帰りたいとか子どもをうみたいとかすら思わない。
私それを学生時代は「多様な価値観や選択肢を知ろうとする意欲」があるからなのだと自分では思っていたのですがなんかただ覚悟が持てないだけかもな〜とも思う。考えすぎると行動に移せなくなるなら、考えるのって無意味なのかな。哲学?
夢がないのはきっと私が自分の人生に責任を持つことを放棄しているからで、いつか後悔するのかもしれなくて、実際振り返ってみればこれまでの人生ずっと行き当たりばったり、そのときどきやりたいこと、楽に手の届くことしかやらずに生きてきたな、と思うと苦しさを感じてしまいます。自己分析しなさいと言われるからしてみる、人生を振り返ってみるけど上手くできなかったこととか後悔していることとか本当に愚かだったなってことばかり思い出してしまって、私が採用側だったらこんな人間と絶対働きたくないのですが……😅になっちゃってどうしようもなかった。
こんな人生じゃきっとなにも成し遂げられない、でも私は何かを「成し遂げる」ために生きているのか?と考えるとそれもよく分からなくてぐるぐるします。周りだってそうだよ、人生の目標を持って生きてる人の方が少数派だよ、と言ってしまえばそれまでですが、そういうことではなくて。私は何かを成し遂げられる人間だ、みたいな思い込みを、本当に恥ずかしいんですけど、私は捨てきることができないので。やりたいこととかないくせにそう思うのは、ただ誰かに評価されたくて、偉いねって褒めてほしいだけなのかな〜みたいに思うのも極論かな?仕事って承認欲求のためにするものだよね?でも毎日8時間40年間もやりたいことって普通なくないですか?

人と話すのが苦手な上に自分の話をするのが嫌いすぎて面接は本当にだめでした。逆にWebテストとグループディスカッションにはそれほどストレスを感じませんでした。グルディスしてると正直みんないうて頭良くないんだなって思うけど結局その「頭良くない」人たちの方が私より求められてるんだよなって思うし、そういう序列やレッテル貼りってくだらないし、自己嫌悪を感じます。

結局7月になってやっと2社内定をいただいたのですが、どちらの会社も私の穏やかさが社風に合っていると言ってくださって、ガツガツしたハングリー精神だけを評価しない企業って本当にあるんだなと感動しています。(営利団体としてそれでいいのかな?)でも正直私が穏やかな人間なのかといえばそれもよくわかりません。やる気がないだけじゃない!?とかも思うんだけど、まあ雇ってくれるなら働いてみるか〜みたいな感じです。

就活、自分の中でかなり大きな挫折というか見ないふりをしてきた内面の弱さや小ささを突きつけられた経験だったんですけど、まだ若い今のタイミングで心ってすぐだめになっちゃうんだなと自覚できたのはいいことだったのかもとも思います。でも私はこんなものだから…みたいに思いすぎるのとか、社会不適合者を気取るのもやめたくて、まだ全然自分何者かになれるって思ってたい。あとやっぱり自己の内面で悩むのって無限に暇つぶしになるしその間は自分が主人公だから、アイデンティティや生き方についての葛藤を、もっと今のうちに自分で楽しめるといいなとは思っています。

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