友人が欲しいと思っているあなたへ ~友人を作るためのレシピ~
昨日友人と飲んでいまして,ふと考えたことを綴っておきたくなりました。
友人が欲しい(けどなかなかできない),っていう悩みを持っている方,このコラムを読んでいる人の中にもいるんじゃないかなと思います。
そういう人のなかには,会ったときには楽しく話せる人はたくさんいるけどもいろいろ話し合える友人はいない,っていう感覚を持っている人もいるかもしれません。
そもそも「友人」と「知人」の区別ってなんでしょう。
言葉にするのは難しいけど,あえて「友人」を定義するなら‥
『(1)お互いのことを積極的に開示し合うことができ,(2)会っている時間,会っていない時間を問わず,お互いの心にお互いの存在が残っていて(「ふと,元気かなとか,そろそろ飲みたいな」と思う感覚),(3)お互いの人生(幸せ)を心から応援することができ,(4)お互いがこれからも付き合いを続けていきたいと願っている関係性で,(5)異性に対する好意(エロース)が中心的に介在するものや家族関係を除いたもの』
私ならこういう感じで「友人」を定義します。
こういう定義で考えると,僕自身も「友人」ってそんなにたくさんはいません。でも,みんなそんなものじゃないかなぁと思ったりしています。それでいいんです。わりと「友人」って少ないものですから,少ないことにコンプレックスを持ったりする必要は全くない。でも,もし「友人」が増えるなら嬉しいものだよね。
で,ここからが本題。
「友人」ってどうやって作るの?という話です。
わりとこれを知りたい人,多いんじゃないかなぁと思いまして,思いつくままに整理してみました。これが「唯一解」ではありませんけど,これまでのやり方で「友人が出来ないなぁ」と悩んでいたら,試す価値あると思います。
【友人の作り方】
1 第一印象形成時の勝負
人の第一印象って恋活・婚活だけじゃなく,友人作りにあたっても大切です。はじめて話すときに一番重要な印象は「私はあなたに興味を持ってますよ」というもの。相手に興味を示せば興味は返ってくるから。
私が観察する限り,「私はあなたに興味を持ってますよ」サインを出せていない人,少なくありません。「自分が他人にどう見られているか」に意識を集中させている人もいます。「自分語り」に酔いしれまくって相手の話を聞かない人もいます。
重要なので繰り返します。「私はあなたに興味を持ってますよ」サインは何よりも大切!
最初に会ったときにこれができなくても,あきらめずに次に会ったときにチャレンジしてみよう!
2 共通点を探せ
思考でも趣味でも何でもいい。共通点を探して,共通点が見つかったら,それについて話すようにしましょう。
3 褒める
外面より内面を褒める。
褒められて嬉しくない人はいない。
やり過ぎは注意だけれども,内面から醸し出される印象をさらっと指摘(「なんか,穏やかなオーラがにじみ出てるね」とか「人柄良いってよく言われない?」とか)
4 出会った場(あるいは2回目,3回目に出会った場)で「今度飲みにいきませんか」と誘う
1~3のステップが上手くいったら,サシ飲みに誘っても断られる可能性は低いから(まあ,断れるのは3割くらいかな)安心してください。そして連絡先を交換!
断られたらどうしようとか思わない。誘わなかったら人間関係は深まらない。断られてもそれで人間関係が壊れるわけじゃない。それに,誘われたら嬉しい人ってかなり多い。
ほんのちょっとの勇気で人間関係が良い方向に変わるなら,その勇気を出さない理由なんてないはずだ。
※誘われた場合→よほど相手に悪印象を持っていない限り,原則として誘いに応じたほうがいい。視野が広がったり,思わぬ関係性が築けたりするから。
5 「今度のみにいきませんか」と言ったその日の夜にLINEで実際に飲みに誘う!
「今度のみにいきませんか」と言った本人がその発言を「社交辞令」にしてしまってるケースも多いよね(これ,婚活,恋活でもそうだからねー)。
キーワードは【速攻】
スピードを制するものは人間関係を制す!
6 そのLINEで必ず感謝と褒めを入れておけ!
ここでLINE送るときに,一言添えるのがコツ!(この例文をパクらずに,自分の言葉で考えよう)
『今日はありがとうございました!いやぁ,〇〇さんと~~の話で盛り上がりましたねー。特に,〇〇さんの~~のトーク,めっちゃ面白かったです!!
実は僕飲み会苦手だったんですけれども,今日は苦手意識を忘れるくらい楽しかったんです。〇〇さんの人柄のおかげだと思っています。ほんと,感謝です!』
7 実際にサシで飲む
初回サシのみの印象はかなり大事。
相手に「与える」ことを何よりも優先すべし(安心して!与えたら,必ずその分返ってくるものだから!)。
人はわりと語りたがるものなので,とにかく(相手が話したがっていたら)「話を聞く」こと。発話のバランスについて,自分:相手=5:5が基本線だとして,相手=6,相手=7でもいいくらい。自分が話すときはこちらを参考に相手「も」興味が持てそうなことを!
※ちなみに,初回以降も自分と相手の発話バランスが偏りすぎないように注意!
8 サシで飲むときに「次回」の布石を入れる!!
恋活,婚活でも重要なんですけど,「次回」の布石を入れるのはめっちゃ大事。
例えば,最初に飲んだ場所がビール酒場だったとして,実は二人とも日本酒が大好きであることがわかったとする。すかさず,「えぇ,じゃあ今度日本酒飲みにいきませんかー?」という流れだ。
9 サシのみのあとは遅くとも翌日にはお礼LINE!
楽しかったこと,また飲みたいことを伝えること!あとは,さらっと褒める。
ここでもスピードが大事!
10 1~2ヶ月後くらいに,また誘う!
→ここからは,7~10の無限ループで!
このループを繰り返してサシ飲みの回数が増えれば増えるほど仲が良くなります。心理学でいう「単純接触原理」っていうやつです。
11 7~10の無限ループの回数に比例して自己開示レベルを上げろ!
→自己開示レベルが高くなればどんどん人間関係は深まります。
ただ,筋トレを繰り返すことによりどんどんバーベルの重さを重くしていくがごとく(なんだこの例え?),無限ループの回数に比例して徐々に自己開示レベルを上げるのがよい。いつまでたっても自己開示をしないと(あるいは,いつまでも表面的な自分しか開示していないと),相手は「心を開いていないな」と感じる。自己開示は自分のためでもあるし,相手のためでもあることを忘れてはならない!
12 7~10の無限ループの回数に比例して「人間性肯定」レベルをあげろ!
→好意は返ってくるから,サシ飲みでは毎回褒める!
しかし,最初の飲みからガツーンと褒めすぎるのは嘘くさい。だから,最初は軽く褒め,2回目,3回目と進むにあたり,徐々に「人間性肯定」(つまり,相手を肯定すること)のレベルをあげていけ!
ーー
そんな感じです。
集団で遊びにいったりするのも楽しいけれども人間関係を深めるなら「サシ飲み」は相当有効ですよ。1~12の流れは経験上も心理学的にもおすすめできるものです。ぜひお試しあれ!
コメント
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