見出し画像

『ヨガの聖地リシケシュへ』

デリーから北東にバスで約6時間。
ヒマラヤ山脈の麓、ガンジス河の上流にあるリシケシュ。ガンジスの水も、下流域の濁った水とは異なり、川底が見えるほど澄んでいます。

夕方のガンジス川

ヨガのふるさとでもあるリシケシュは、ヨガの道場(アシュラム)があり宿泊も可能です。
世界各国から本格的な修行目的で訪れる人から、ヨガの初心者でも体験的に学べる道場もあります。 
『アシュラム』とは、ヨガ道場のことです。
リシケシュには、こうしたアシュラムが、いくつもあります。

リシケシュにはアシュラムだけでなく街の中にたくさんあるヨガや瞑想の教室に行ってみたいと思い、ドロップインで沢山の先生のクラスを受講してみました。大体のレッスンは90分から120分。
クラスの料金は300ルピーから500ルピー。
日本円で600円から1000円。
最初の1週間は色々なクラスを受けました。
どれも素晴らしいクラスだったけど、もう一度受けたいかと言われたらそこまでは無かった。
多分、僕の学びたいものはそこにはないんだなと思った。ずっと僕はリシケシュ滞在中も滞在後もモヤモヤしていて言語化ができないからこそ、blogを書こうとなってないんだと思う。それが何なのかはまだ答えが出ない気がする。

最初の1週間はひたすらクラを受けにいった。
先生達も全力で指導してくれるから、受けてる側も自分に集中できる。英語が全く分からないのが辛かった。悔しかったから本気で勉強をしようと思った。

シヴァナンダヨガアシュラム

『不思議な出会い』

シヴァナンダアシュラムの朝ヨガ6時から7時で開催されてて、朝のクラスは男性のみだと決まっています。

その朝ヨガに参加したくて
朝5時に起きて宿からアシュラムまで歩く。
昼間と違い、朝のインドは静かで気持ちがいい。
昼間がうるさすぎるなんだけどね。笑

朝のガンジス川

到着したら爽やかな先生だった。
1つ1つのヨガアーサナの説明も丁寧にしてくださる。知識が深く、誠実な先生だなと感じた。日常にすぐ活かせるように伝えてくれる。指導にはその人の人柄が滲み出るものだと僕は思う。

プールナナンダジ先生

英語なのでわからない部分はレッスン後にGoogle翻訳で聞いた。

先生からアシュラムの運営に日本人の女性がいるから夕方紹介したいのでまた来なさいと言われた。

絶対いくしかないと思い
夕方にもう一度アシュラムに向かいます。

プージャ

アシュラムに着くと
ガンジス川に向かって祈りの儀式をしていた。
そこに日本人の女性を発見。

終わり次第、挨拶をしに行き、色々話していくうちにお話をしたいなと思い、ご飯を一緒に食べたいとお願いして明日の予定を聞いた。

お昼は空いてるそうなので、お昼ご飯を行くことに。

リシケシュに住んで20年と聞いて
どんなストーリーを持った人なのかとっても興味深かった。

明子さん

名前は明子さん。佐賀県の出身だ。
77歳で20年前にリシケシュに来たそうだ。
MANGALAM YOGA PEETHアシュラムを運営しています。10日間滞在させて頂きました。

明子さんとの会話は僕にとってヨガについて考える時間になった。ヨガについての沢山の本があったので、読ませてくださいました。

とっても良かったと評判の
サンディープ先生の朝ヨガに参加。
8時開始で10時まで。大体2時間ぐらい。

色々なインド人の先生のヨガを受けたけど
サンディープ先生のレッスンは
間がとっても静かで深い。
だから、集中できるし自分の内観の時間が確保できる。沢山身体を動かしたーってレッスンより、沢山呼吸したーってレッスンが僕的には大切だと思った。
呼吸が人間の生きる為に1番必要な要素だからだ。

パドマーサナシルシャーサナ

そして、終わった後にいつもチャイを入れてくれたり優しいお人柄にも惹かれた。ヨガマットの上でも日常の中でも変わらない方だから、違和感がなくクラスを受けれたのだと思った。

練習後のチャイ

レッスンが終わった後に
サンディープ先生の提案で
練習仲間のみんなとマーケットに向かいました。
先生のおすすめの朝ごはんを食べた。
ドーサって言うインド名物がとても美味しかった。
パリッと中はホクホク。食感が最高にいい感じ。

インド名物

その後はリシケシュで大人気のラッシー屋さんに。
これも最高に美味しくて、僕だけ2杯も。笑
ラッシーは身体を冷やす効果があるらしい。だから飲み過ぎは注意だそうです。気をつけます。

ラッシー

最後は映画館に行って来ました。
インドの映画はとにかく長い。
平均3時間から4時間。
値段は140ルピーなので日本円で280円ぐらいかな。安いっ。でも人はめっちゃ少ない。
全部ヒンディー語だったので最初はお腹いっぱいで
暗い空間だったので少し寝てしまいました。
話の概要はなんとなく掴めたから、最後の方は面白くていい思い出になりました。

映画
記念写真

普段一緒に練習している仲間と時にはこうやって
外に出てたわいもない話をするのってのは、新鮮で楽しかったです。サンディープ先生のヨガ以外の一面もみることができたのも僕にとって貴重な時間でした。楽しい時間をありがとう。

レクチャー


リシケシュを出る最終日。
お世話になった先生方へ挨拶に行った。
そして質問をさせて頂いた。
明子さんに通訳をして貰って感謝。

ヨガアーサナは身体と心の訓練。
アーサナの中で身体をチェックする。
体温だったり痛みだったり。
そして休んでいる時にアーサナをしていた時に感じていた事が今はどうなっているのかもチェックする。ただアーサナを取る事が目的ではなく、自分自身をどこまでチェックできてるのかが大切。

これを聞いて
毎日の練習の取り組みの意識が
変わりました。 

ヨガは『道』の世界だなと強く確信。

少し話が変わるけど
僕はお茶を1年前から祖母から習っている。
祖母は40年ぐらいのお茶の師範だ。

お茶にも様々な流派があるらしくて、型が決まっていて覚えるだけでも大変。でもそれには1つ1つ意味があって相手への心遣いや物へのリスペクトが沢山含んでいる。お茶の世界を奥が深くていつもびっくりする。『茶道』お茶は道の世界だ。

ヨガに置き換えると、ヨガは沢山の流派が存在している。今もどんどん増え続けている。1つ僕が自分への気づきは、僕は『誰から学ぶ』かに強くこだわっていること。僕は祖母から学ぶからこそ、意味があると思ってる。近くでお茶の教室があっても多分僕は行かない。祖母だからこそ、学びたいと思うし、祖母との時間の『共有』が僕にとって大切だと思う。祖母の言葉は僕にしっかり入ってくる。

リシケシュに来て、この先生から学びたいと思う
2人の先生に出逢えた。
それは2週間の期間で出会えたことは恵まれてると思う。来年、英語を習得して、もっとヨガについて色々話せて質問できるようになっていたいと思う。まずはそこから。

僕の目標は1年後にサンディープ先生を太宰府ヨガフェスタにお呼びすること。そして、何年後になるか分からないけど
プールナナンダジ先生と明子さんを日本に呼ぶことです。アシュラムのことがあるからすぐには実現が難しいと言われたけど、必ず実現させたいです。

リシケシュにはまた必ず帰ってきます。

次の目的地はバスで北上してヒマラヤの中に位置する大きな谷の中にある街マナリ(Manali)に移動します。急に気候が変わるので体調に気をつけて過ごしたいと思います!!