こん冥府!
先日、某所。
「すみません!乗ります!」
閉まる間際のエレベーターに滑り込んだ。
『良かった間に合った』
ホッとしながら、開くのボタンを押してくれた人の顔を見上げた。
目線の先にいた人は…
そう。
とんでもなく売れっ子の白鳥翔さんだった。
まず『げっ!』と思った。
(とても良い意味で)
そして『あっ!』と思った。
最近、プロとファンがエレベーターに二人きりで乗ることの是非が、ポストで話題になっていたからだ。
(どういう結論になったのかは、分からない)
私は念のため、真顔でこう言った。
「襲わないので、安心して下さい」
すると白鳥さんは、一拍おいて、ブハ!と笑ってくれた。
「大丈夫です、心配してないです」
いきなりこんなことを言う私も私でどうかと思うが。
でもこういうシュールなセリフを、すんなり言わせてくれるのが白鳥さんの魅力なのだ。
こう言ったら怒られるかな?
こんな態度は嫌われるかな?
そんな身構えが、自然と少なくいられる。
当たり前だけど、何を言ってもいいわけじゃないし、嫌われるような態度は、もちろんとらない前提での話だ。
でも悪意のない言葉や行動なら、多少とんちんかんなことも意図を汲み取ってくれる…そういう優しさがある。(あえて全力でスルーしてくれる優しさもある)
人気がある人には見た目だけではなく、ちゃんと内面的な理由が必ずあるものだ。
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一階に着くまでの少しの間、他愛のない話をした。
そして『今日は、◯◯プロの追っかけをしてきたんですよ』と告げた。
すると白鳥さんは、今度は二拍ほどおいてから
「…めっちゃ、見る目ありますね」
気持ちを込めて、そう言ってくれた。
そうなんです、私、めっちゃ見る目があるんです…
( ꈍᴗꈍ)✨
そう得意げに言いそうになったけど、やめた。
その言葉がとても嬉しかったから。
私の大好きなプロを白鳥さんが褒めてくれたようで、とても嬉しかった。
だから言葉に出さず、口の中でもぐもぐと嬉しさを味わっていたかったのだ。
白鳥さんは自分のことよりも、人の成功を願い、喜べる人だ。
その言動を目にするたびに、私もそう在りたいなといつも思う。
人を大切にすること。
そして自分の事も大切にすること。
それは、白鳥さんのセルフプロデュースが成功している、大きな要因のひとつで、基盤のように思う。
そしてポストでは、度々、問題になりそうな話題に火がつかないように先手を打ってくれている。
すでに火がつきかけてしまったことは、それ以上火が大きくならないように、自らが炎に覆いかぶさりに行く…そんな姿を見るのも少なくない。
他の人がもし、同じことをしようとしても、白鳥さんほど上手く、問題の収拾はできないだろう。
むしろ安易な気持ちで踏み込めば、油に火を注ぐ事態になりかねない。
それを知っているから、地雷だらけの危ない道と分かっていても、必要ならば自ら歩いていける人なのだ。
それは白鳥さんが長年大切に培ってきたキャラクターと、人間力がなせるわざだと私は思う。
そしてその道を歩く白鳥さんは、心配そうに見守る私達に、こう言ってくれるのだ。
「いや、歩きたくて歩いてるわけじゃないからね、マジで」
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そしてエレベーターが一階に着いた。
扉が開いた瞬間
「お疲れ様でした!」
と言って私は、一目散に飛び降りた。
それは白鳥さんより先に、急いで立ち去ることで
『ついてこられたらどうしよう』
そんな心配をかけずに済む…という私なりの心遣いだった。
でも、もしかしたら
『あれ?俺のこと…本当はキライなの?』
そう勘違いされてもおかしくないくらいの逃げっぷりだったかも知れない。
そんなはずは、ありません。
もちろん大好きです。
そして、そんな白鳥さんへの日頃の感謝を忘れないのが、我らがチーム雷電の選手。
まずは瀬戸熊さん。
出だしで心が折れても、白鳥さんへの愛は隠しきれませんね。
そして咲様。
一旦開いて、閉じて、飾る。
セレブならではの読書テクニックに脱帽です。
そしてさり気なく添えたパトカーに乗った、食パンマンのポストカード。
これは「こん冥府!」が逮捕案件であることを、西子ちゃんの可愛らしさで中和させる、これも高度なテクニックのひとつです。
そして本田さん。
句読点なしに、いっきに書き上げたポストに、いつもお世話になっている白鳥さんへの本当の感謝が感じられますね。
そして驚くべきは、この書籍が
『写真集』
だと言い切っていることです。
私はてっきり、麻雀の指南書だと思っていました。
たぶんほとんどの人が、版元さんも、白鳥さん自身も、気づかなかったことだと思います。
そんな白鳥さんのファースト写真集
『冥府の麻雀』
絶賛発売中!!
ぜひお手にとってみて下さいね!
(^∇^)ノ💕
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