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エリオット『荒地』より


春分の日に、お引越しをして一ヶ月半。

仕事の資料をダンボールの城から探し出すのに、
日々、迷い子のよう。

探し出してきた本は
イギリスの詩人、T・S・エリオットの『荒地』

混迷する時代状況をうたった詩「荒地」の有名な一行目が4月中、
ずっと心に響いていた。

「四月は最も残酷な月」

時代が異なっても、詩の言葉は、ときに「今」を映し出すときがある。

だからこそ、支えられる一行を読みたく、
また、自ら生み出したいと思う。

締め切りに向けて、机に向かう。


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