私の幸せは私が決める

今日も読みに来てくれてありがとうございます。

統合失調症持ち、40歳のなっちゃんです!

今日は、私が統合失調症を持ちながら、どうやって自分の幸せを自分で手にすることが出来ていったのかについて書いてみようと思う。

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自分の人生の主人公になれてなかった頃の私

私は、今はそれほどではなくなったが、30代半ばまで両親からの評価を気にして人生を歩んできた。


高校受験の時、地元の進学コースを選んだのも、

国立大学を受験したのも、

教員免許を取得したのも、

新卒で高知県の山の中の介護職に就いたのも、


全部、全部が自分の為ではなく、両親の期待に応える為のものだった。


自分とは違う誰かの人生を生きているような気さえしていた。

だいぶ無理をしていたと思う。


そしてついに26歳の時、自分の中の何かがプツリと切れた。


高知県から関西圏にすむ両親に電話で暴言を吐き、

「自分の人生がこんなことになったのは、お前らのせいだ!!」

とわめき散らしたりした。

今から考えると、その時が私の遅い反抗期だったのかなとも思うが、酷いものだった。


その後、27歳の時自分が統合失調症だと分かったのだが、その時ようやく自分が何者なのかということがわかり、人生をやり直そうと思えた。

精神障がい者手帳を取得する時も、父にめちゃくちゃ反対されたが、私は自分の意思を貫いた。


そうだ。もう両親のいいなりにはならない。

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WRAP(元気回復行動プラン)との出会い

そんな私だったが、精神病院での半年の入院を経て、グループホームで約9年間お世話になって、結婚したいと思える男性と巡り会えた。

そのことを打ち明けた時も両親は、彼氏とも会ってないのに、病気を持っている人だと言っただけで大反対。

この時は本当にどうしようかと思った。

でも、そんな時に私はWRAPというものに出会っていた。


ここで少し説明しておくとWRAPとは、

普段の慌ただしい生活の中で忘れがちな、でも一番大切な「自分」のことを大切にしてもよいということに気づかせてくれる方法だ。自分の内なる声に耳を澄まして、自分を守ったり時には周りとの折り合いをつけつつ権利を主張したりすることの大事さを教えてくれる。アメリカのメアリーエレンコープランドさんを中心に開発されたプログラムだ。


私はこのWRAPを使って、自分のココロの声に耳を傾け、自分の意思を尊重したいと思った。

そして具体的にどうしたかと言うと、私はWRAPの権利擁護のところで、


「干渉されすぎるので両親には近況を話さない。」

「喧嘩が起こりやすい両親の車には乗らない。」

「やりたいことがあれば、両親には全部事後報告する。」

と決めた。


その結果、私は両親に引っ越し先を告げずにグループホームを退所。彼氏と同棲を始めたのだった。


そうして、その2年後私は彼氏と結婚し、現在の損害保険会社に転職。

今は、大好きなピアサポーターの活動も、両親には言わずに楽しくやらせて貰っている。

世間体を気にする両親は、自分の娘が精神障がいを持っているということはきっと恥だと思っていると思うから。

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最後に

私は精神障がいを持ってはいるが、決して可哀想な対象でもいつもいつも辛い人生を送っている訳でもない。

さっきも書いたと思うが、私は逆に障がいを持ってからの方が人生を再スタートでき、楽しんで生きられるようになったと思っている。

だから、私の幸せは私が決めるから、サポートしてくださる方や両親にも、出来たら自分が本当に辛い時や助けて欲しい時に、私の話を十分聞いた上で応援や援助をして頂きたいと思っている。


こんな私だけど、これからもどうぞよろしく(・∀・)

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それでは、また☆












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