ゆゆゆ

ずっと人の好意や悪意に敏感だと思ってた。
その日の調子で表面的な見え方なんていくらでも変わるし、笑顔は処世術だし、みんな自分がまともな人間だって取り繕って馬鹿みたいだよな。でもそれがおとなってことで、、

山火事監視員として山の頂上で暮らして、本を読んで、寝て、日に何度かあたりの山をぐるっと双眼鏡で見渡して。それでたまに山小屋の古びた、でも頑丈な電話から誰かに電話するんだ。
「ひさしぶりだね、元気にしてる?」って聞いて、二言三言話して満足するんだよ。
それで星をみながら眠りにつこう。夜に包まれてぼくも夜になるんだよ。


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