通り過ぎて通り過ぎて

通り過ぎて通り過ぎて限りなく絶対ずっと居るって言った人間も一緒にいようねって誓い合った人間も全てが泡になって嘘になってそんなもの色褪せたものが重なりあって「ああ、こうやって一期一会を重ねていくのが人生だ」なんて思って騙し騙ししているうちに、誰の絶対も永遠も信じられなくなっていく。

その瞬間だけは永遠なのに。口に出したその一瞬だけは永遠なのに。それを知っているのに全部が本当なのに、後になって「全部ウソになっちゃったね」なんてズルいよね。
深く関わり合って生きていくことでしか生きられないけれどどうしようもなく傷つく理由もここにあるよ。

でもさーお前が忘れても、俺は覚えてるからさー。そんなことお前はどうだっていいんだろうけどね。

人間面倒だよ。こんなことばっかりだよ。馬鹿みたいだよなーーー

でも俺とお前の波長が重なり合ったその一瞬、激しく燃えあがったその一瞬だけに生きている意味があるって信じてるよ。この世界に知識も理屈も経験も本当は要らないんだ。

俺とお前だけいればそれで良くてそこでは言葉すら要らなくて。そんな世界なら永遠も絶対も信じられるかも!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?