散文
やさしい人といろんな人に言われて、いままで生きてきました。どんな環境にいても言われるから、嫌だ嫌だと思ってもきっとそうなんだろうと思っていました。
一面的な人間なんていないと思うし、自分も色んな側面が合わさっていることはずっとわかっているつもりです。
でもぼくのことを好きでいてくれた、特別として扱ってくれていた人間が自分のそばを離れる時、随分と手酷いことをしたなと思うと同時に、それができてしまったならぼくの中でその程度の存在だったんだろう。と思います。
それでいてその人の顔や声や感性や過ごした一瞬がいつまで経っても薄れてくれなくて。もう一度だけでもいいから言葉を交わしてみたい、なんて思ってもその人たちの人生に必要なくなってしまったぼくは、信じられない速さで忘れられて。
君はずっとぼくの中にいるよって教えたい。君にとって心底どうでもいいことだろうけれど。
あの時言ったことばややったこともああしなければまだ近くにいてくれたかもしれなかったこと、でもそのときのぼくはいつだってそれしか選べないぼくだからぼくらは違えるって決まりだったんだよきっと
いつか生まれかわったらまたたのしくぼくと話してくれたら嬉しいな
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