4月の徒然

うまく言葉がでてこない。他人の文章は編集できるのに、パソコンで一文字書く前から「あ、だめだこりゃ」と思ってしまう。本業は嫌でも書かなくちゃいけないから書けるけど、土日はどうしてもこういう日が多い。次の日になれば、平気になっているから、スランプとも言えない。ただたが書けない日が度々ある。

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「1年ほど話していますが、人権や自由意志という言葉がよくでますね。つじのさんにとってはどういうものなのでしょうか？」

月1回のカウンセリング。ゆるゆると自分の輪郭が浮き彫りになるこの時間が、好きだったりする。私が使う人権と自由意志という言葉は、「自分の大切にしたいことが健全に守られている状態」を示す。その状態を保ちやすいのが友達という関係だったり、会社との契約だったり。一方で、その状態を保ちにくいのが、家族だったり、恋人だったりする。人と人の距離が一定を超えて近くなってしまうと、私のものが私のものではなくなる。大切なものを守りづらくなる。それは、相手の大切なものも然りだ。

むずかしいなあ、とてつもなくむずかしい。
そういう思いを抱えながら、きっと今日も明日も生きていく。

4月のコンテンツ

映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 公式サイト

映画『カラオケ行こ！』公式サイト

4月の本

利他・ケア・傷の倫理学　「私」を生き直すための哲学 (犀の教室 Liberal Arts Lab)

「利他・ケア・傷の倫理学　「私」を生き直すための哲学」は素晴らしかった。ずっとずっと悩んでいたことをズバッと当てられた感じ。私が大切にしているものを大切にしたい、あなたが大切にしたいものを大切にしたい。それがとても論理的に書かれていて、学びになった。

4月は本業のプロジェクトが過渡期だったこともあり、どんなコンテンツをみたか、どんな本を読んだかがメモれていない。記録ではなく、記憶に頼るのはぐらつきの多い行為のように思える。

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夏の匂いがする。これはツツジの匂いなのか、なんなのかずっとわからない。最近は、退社中の電車からみる夕方と夜の境目のアオがなんとも言えないくらいに美しく感じる。

 ゴールデンウィーク最終日に、読もうと思っていたのに読みきれなかった本たちをみて、ちょっと落ち込む。やりたいこともいっぱい、知りたいこともいっぱい、だけど時間は限られていることに、うずうずしてしまう。

焦らずに一歩一歩しっかりと。

そう言い聞かせつつ、今日も過ごしていく。