【手術により完治しない癌】に遭遇した場合の処方箋

2015年の春に「胸腺癌stageⅣ」と診断されました。

現役世代であり、資産家でもない自分にとって完治が望めない治療といずれ問題が顕在化する経済的な問題を考えた時に、絶望以外の表現は思いつかず困惑したものです。

診断確定から随分と時間が経過して、治療の経過を記録したファイルも5冊目になりました。この間に治療方法の変化や新薬の開発もあり幸運なことに未だ存命であります。

胸腺癌は国内に患者が150名程度の稀少がんであり、手術で完全除去できない場合の確立した治療方法はありません。他の癌と同様に胸腺癌の場合は同じ呼吸器科の疾患である肺癌の治療に準じて放射線と抗がん剤の集約的治療を順次試していくだけです。

この投稿は7年目になる治療経過と経済的な対策を自分自身の経験に基ついて、完治が望めない癌をご本人又は身近に存在する皆様の参考に少しでもなればと考えてはじめさせて頂くことにしました。なぜなら自分自身が受けている治療も、過去の同様の疾患と闘われた先人の経験と知恵により最良と考えられる選択肢を与えられているからです。いわゆる恩返しですね。

また、投稿内容は全て事実に基づくものではありますが、内容の性質上による匿名の維持、治療中であるための不定期更新、手術により完治しない癌が身近にない興味本位の不特定多数の皆様にはできればご遠慮頂くために有料の設定とさせていただきます。また、治療や経済対策に無関係な生活や感想は極力排除した内容となりますりで予めご了承ください。

この投稿が同じ完治が望めない癌に罹患した、又は身近に存在する皆様の参考になり、勇気と希望の一助になるのであれば、クリエイターとして本望であります。



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